善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ツバメ乱舞

日曜日の善福寺公園は曇り。きのうきょうと涼しい。

上池の上空をたくさんの鳥が飛び交っている。
はじめ、ヒョッとしてコアジサシかなと思ったが、体が黒っぽいし、違う。どうやらツバメのようだ。
ツバメは空中を飛ぶ虫をとらえて食べる。それで池の上を乱舞しているのだろう。
下の写真、雲ばかりでまるで写っていない感じだが、実はたくさんの鳥が飛んでいた。
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ツバメがとる虫を観察した調査(子育て中の巣の下に落ちている虫を調べる)によると、カ、ハエ、アブ、ユスリカなどの双翅目類が過半数を占め、そのほかに小型のガ、チョウ、トンボ、カゲロウ、シロアリなどだったという。

「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」ということわざがあるが、これは湿度が高くなるとツバメの餌である昆虫の羽根が重くなって高く飛べなくなり、それを餌とするツバメも低空を飛ぶことになるからといわれている。きょうのツバメはかなり上空を飛んでいた。きょうは雨は大丈夫なようだ。

下池では夾竹桃がたくさん花をつけていて、ようやくアップで撮れた。
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おとといはなぜか無性にアツアツのコロッケが食べたくなって近所の飲み屋へ。このお店、もともとは肉屋だったが、不景気で肉屋をやめて飲み屋を開業。肉屋の当時からコロッケなどのお惣菜を作って売っていたから、肉料理はお手のもの。
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居合わせた近所の八百屋のオヤジによると、この界隈にはかつては八百屋が13軒もあったが、今はウチの1軒だけだよ、という。しかも後継ぎがいないから、やがてはたった1軒の八百屋もなくなってしまう運命だとか。
酒屋もなくなったし、肉屋だって今は居酒屋。住民たちは駅前のスーパーで買ったりするから地元の店は次々と閉店の憂き目にあっている。
今年は地元商店会主催の夏の盆踊りも中止となった。節電に協力するためというが、実際はそれだけでなく、商店会の高齢化で、やぐらを組んだりなど力仕事をする人員が不足していることも理由の1つなのかもしれない。
盆踊りは本来、死者を供養する意味が込められているから、大震災の今年こそ盛大にとは思うのだが・・・。