善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑨

サン・セバスチャンには1泊しただけで、フランスのバイヨンヌに向かう。
チェック・アウトの前に向かいのラ・ブレチャ市場に行ってみる。

市場の前で八百屋がオープンしていた。
イメージ 1

市場内は魚屋や肉屋などが並んでいる。バスク産のチーズもいろんな種類のものがある。
イメージ 2

タコも売っていた。
イメージ 3

魚屋さんには、きのう食べたクモガニ「チャングーロ(txagurro)」があった。
赤字で「vivo」とあったから「生きてます」ということだろう。
イメージ 4

市場近くのバルで朝食。朝早いというのにすでにピンチョスが並んでいる。
イメージ 5

食べたのは、キノコをソテーしたホット・ピンチョス。
イメージ 6

ホテルをチェック・アウトしてバスターミナルまで歩く。
そこからバスでフランス国境を超えてバイヨンヌに向かう。
EU域内だから乗換なしでそのままスペインからフランスへ。
イメージ 7

サン・セバスチャンからバイヨンヌまでは1時間20分ほどで、近い。
今回の旅では、都市と都市とはだいたい1時間ちょっとの距離で、とても移動しやすかった。

バイヨンヌはフランス・バスクの中心都市。
人口約4万4000人。ちいさくて、でも歴史がある感じの町で、落ち着いた雰囲気。人々も親切だ。
ここも、すぐそばが大西洋。大西洋から約8キロ、アドゥール川とニーヴ川の合流点に築かれた古い町だ。
バイヨンヌ」という町の名も「川」を意味するバスク語に由来するという。
宿はアドゥール川の川岸に建つ「イビス・スタイルズ・ホテル」。
すぐ裏手が国鉄バイヨンヌ駅なので便利この上ない。
正面のグリーンの表示がある建物。
イメージ 8

ホテルの部屋。きれいに整っている。
イメージ 9

部屋からの眺めもバツグン。窓から見たアドゥール川。
イメージ 10

町の中心部はホテルそばのサン・テスブリ橋を渡ってすぐだ。
このあたりはアドゥール川とニーヴ川のちょうど合流点なので、橋の下はまるで鳴門の渦潮みたいに波が渦巻いている。
それで魚が寄ってくるのか、橋の上から毎日誰かが釣り糸を垂らしていた。

落ち着いた街並み。
石畳の道、前方にサント・マリー大聖堂の尖塔が見える。
イメージ 11

荷物を置いてさっそく町に繰り出す。
バイヨンヌはチョコと生ハムで有名な町。何でもフランスにおけるチョコの発祥地がバイヨンヌ。スペインから最初にこの町にチョコレートがもたらされたのだという。生ハム生産も盛んで、トウガラシの産地としても有名なのだとか。
町のあちこちにあるお菓子屋さんをのぞくと、ショーウインドウにはなぜかチョコと一緒にトウガラシが飾ってあった。
イメージ 12

実際、トウガラシ入りのチョコもあるらしい。