善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ラジオ体操とふるさと

早朝の善福寺公園。すでに6時の段階から暑い感じ。

きょうはカワセミと会えず。ま、たまに会えるからラッキーなんだな。

ラジオ体操は、きのうは網走からだったが、きょうは北海道・新十津川町のふるさと公園イベント広場からの中継。この町はもともと奈良・十津川村の住民が移り住んできて、開拓した町なんだとか。

1889年(明治22年)に奈良県吉野郡十津川村を水害が襲い、壊滅的な被害を残した。生活の基盤を失った者は約3千人にのぼり、その救済策が急務となり、移住が話し合われた。ハワイなどの海外や国内の未開懇地が候補にあがって、新たな生活地を求めて600戸・2489人が北海道への移住を決断したという。新十津川町(当時は村)が誕生したのは1890年1月、今から120年前のことだ。

だからこの町の人々にとって、奈良の十津川村は心のふるさとなのだという。

全国のあちこちを旅して、「こんなところにも」と思うようなところにも人が住んでいる。そこはちゃんと歴史があり、住んでいる人々にとって大切なふるさとなのであろう。

ラジオ体操のオジサンの「きょうは新十津川町からの中継です」の言葉から、まだ行ったこともない土地への思いが育まれる。

あすは余市町。あさっては北海道を離れ、伊那市。その後も8月31日まで全国各地を巡回する。