善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「勇気ある追跡」

チリの赤ワイン「アンデラ・カルメネール(ANDERRA CARMENERE)2017」
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バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社がチリでつくっているワイン。
チリを代表する品種であるカルメネール100%。

コクがあって飲みやすいワイン。

ワインの友でみたのはNHKBSで放送していたアメリカ映画「勇気ある追跡」。
1969年の作品。原題は「TRUE GRIT」
監督ヘンリー・ハサウェイ、出演はジョン・ウェインほか。

父を殺した男を探し出すため14歳の少女マティは、大酒飲みだがすご腕の保安官コグバーンと、テキサス・レンジャーのラビーフを雇い、悪漢たちを追跡する旅に出るが…。

コグバーンを演じたジョン・ウェインはこの映画で初のアカデミー主演男優賞を受賞。
ビーフを演じたのはカントリー・ミュージシャンのグレン・キャンベル
若いころのロバート・デュバルデニス・ホッパーが出演していた。
ロバート・デュバルは映画の冒頭に出てきてすぐに殺されてしまう。
デニス・ホッパーは悪役集団の中の若造役で、“苦悶する若者”を演じていた。
昔の映画を見ていると、今は大御所となった役者の駆け出しのころの演技が見られて楽しい。

ちなみにこの映画、リメイク版がコーエン兄弟の監督、製作、脚本で2010年に製作されていて、題名も同じ「TRUE GRIT」だった(邦題も同じ)。
こちらはコグバーン役がジェフ・ブリッジスで、ラビーフマット・デイモンだった。
最後のほうの、コグバーンがガラガラヘビにかまれた少女を救うため必死になって医者の元に向かう場面は2010年版のほうが感動的だった気がするが、ジョン・ウェインもなかなかカッコよかった。

ついでにその前にみたのはやはりNHKBSで放送していた西部劇「夕陽の群盗」。
1972年のアメリカ映画だが、ちょっとニューシネマ風の西部劇だった。
南北戦争末期の話で、徴兵を逃れて旅をする少年が、同じ年ぐらいの悪党グループに加わり、西に向かいながら悪さをしながら友情を育む物語。
けっこうおもしろかったが、原題は「BAD COMPANY」。
それがなぜか「夕陽の群盗」というわけのわからない邦題になった。
1970年前後というのは「夕陽のガンマン」とか「荒野の用心棒」とかのマカロニウェスタンがはやったころ。それでこんな邦題が平気でつけられたのだろう。