フランス・ボルドーの赤ワイン「ムートン・カデ・ルージュ(MOUTON CADET ROUGE)2018」
メドック格付け第1級シャトーを所有するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが、本拠地ボルドーで手がけるワイン。
メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランをブレンド。
深みのあるルビーレッドの色あい。口当たりもスムース。
ワインの友で観たのは、民放のBSが放送していたイギリス映画「カセットテープ・ダイアリーズ」。
2019年の作品。
原題「BLINDED BY THE LIGHT」
監督グリンダ・チャーダ、出演ヴィヴェイク・カルラ、クルヴィンダー・ギール、ネル・ウィリアムズ、ヘイリー・アトウェルほか。
1980年代のイギリスを舞台に、パキスタン移民の少年がブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら成長していく姿を描いた青春音楽ドラマ。
1987年のイギリスの北西にある町ルートン。工場勤務の労働者の町であり、パキスタンからの移民も多い。高校生になったジャドベ(ヴィヴェイク・カルラ)は毎日詩を書いたり日記をつけたりして作家になる夢を持っているが、工場で働く保守的な父マリク(クルヴィンダー・ギール)は理解してくれない。閉鎖的な町の中では人種差別を受けることもたびたびで、鬱屈とした思いを抱えていたジャドベだが、ある日、ブルース・スプリングスティーンの音楽を知ったことをきっかけに彼の人生は変わり始める。
実話をもとにした作品という。
ミュージカルふうの演出で、ブルース・スプリングスティーンの曲の歌詞が登場人物の会話と重なり合っていて、見ているほうも曲に合わせてノリノリになっていく。
しかも、主人公のジャドベはやがてブルース・スプリングスティーンの世界の中だけにとどまるのではなく、一回り大きくなり自立していく。
ブルース・スプリングスティーンを好きな彼を認めてくれた、軽いノリの古着屋?のオヤジがなかなかいい。彼の家のとなりに住み堅物そうなんだけど応援してくれるオジサンも好演。
原題の「BLINDED BY THE LIGHT(光で目もくらみ)」はブルース・スプリングスティーンが作詞作曲し1973年に発表した曲名からとられている。
ついでにその前に観た映画。
民放のBSで放送していたインド映画「ムンナー・マイケル」。
2017年の作品。
監督サビール・カーン、出演タイガー・シュロフ、ナワーズッディーン・シッディーキー、ニッディ・アゲルワール、ローニト・ローイほか。
マイケル・ジャクソンをリスペクトするバックダンサーに育てられたムンナー(タイガー・シュロフ)は、クラブでのダンスバトルで稼ぐようになる。あるときギャングに絡まれケンカに発展。和解のため面会したボス・マヘンドラ(ナワーズッディーン・シッディーキー)はダンサーのドリー(ニッディ・アゲルワール)に思いを寄せていて、彼女に気に入られようとマヘンドラはムンナーからダンスのレッスンを受けることにし、2人は義兄弟の契りをかわす。
ところが、マヘンドラが想いを寄せるドリーは、ムンナーに引かれてしまい・・・。
ダンス&アクションの映画。
マイケル・ジャクソンばりのダンスが目立つが、もっとインドらしい踊りも見たかった。