善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

発見!南方系のアカギカメムシ

月曜日朝の善福寺公園は曇り。久々に雨の心配のない朝。さすがに涼しい。

 

けさも上池にメスのカワセミf:id:macchi105:20210906085337j:plain

 

シラサギが遠くを見ていた。f:id:macchi105:20210906085357j:plain

 

下池にまわると、顔をうずめてお休み中?のアオサギf:id:macchi105:20210906085421j:plain

片脚で立っていたが、そのほうが安定するのだろうか。

 

ツツジの葉っぱの上に見たことのないカメムシを発見。f:id:macchi105:20210906085455j:plain

鮮やかなオレンジ色に黒いポチポチがある。まるでクッキーみたい。

カギカメムシという日本最大級のカメムシのようだ。f:id:macchi105:20210906085512j:plain

もともとアジアの熱帯地方に広く分布し、日本では奄美大島から沖縄にかけてしか見られない種だったという。つまり、奄美大島が北限だったのが、地球温暖化の影響か、どんどん北上を続けていて、やがて屋久島・種子島から九州や四国、本州南部でも見つかるようになり、2018年には北海道でも見つかっているという。

カギカメムシは大型ゆえか、長距離を飛行して移動する習性があるらしく、それでどんどん北上しているのだろうか。

ミツバチやアリなどに近い亜社会性を営む特徴があり、メスは卵から孵化するまでしっかり保護し、夏から秋にかけて大集団をつくることでも知られているという。

 

名前の由来は「トウダイグサ科のアカギによくつくカメムシ」ということのようだが、実際には同じトウダイグサ科アカメガシワによくつくそうだ。

善福寺公園にはあちこちにアカメガシワがあるから、それでアカギカメムシがやってきたのだろうか。

色彩の個体差も顕著で、赤から白までの変異があり、これは地域と個体の成熟に関わるとされていて、肩にある鋭く尖った棘も、地域によって変異があるという。

 

近づいてよく見ると、頭のあたりや触角、脚がエメラルギグリーンに輝いていて、いかにも南方系という感じがする。

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カワセミの若造がエサをねらっていた。f:id:macchi105:20210906085818j:plain

何度かダイブするんだが、なかなか魚をゲットできず。修行中か。

ときどき上を気にしたりしていた。その表情がまだあどけない。f:id:macchi105:20210906085632j:plain

 

きのうはオンブバッタをみたが、けさは独り者バッタ。f:id:macchi105:20210906085845j:plain