善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

カワセミは交代で抱卵中?

月曜日朝の善福寺公園は快晴。風が強く、冷たい。

 

きのうは無風でメザシ状態だった上池のコイノボリも、けさは勢いよく泳いでいた。f:id:macchi105:20210426090125j:plain

その上池には、けさもメスのカワセミf:id:macchi105:20210426090147j:plain

いつもはジッと止まったままでいるのに、けさはあっちこっちとせわしなく移動している。やがて公園を出て飛び去った。

 

すると、池をめぐっていてしばらくして、今度はオスのカワセミがやってきた。

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やはり、公園の近くに巣をつくって、そこでメスが卵を産み、交代で温めているようだ。

 

キンラン、ギンランに続いてシラン(紫蘭)も咲き出した。f:id:macchi105:20210426090229j:plain

 

下池のほとりではエナガが梢をめぐっていた。

エサをゲットしたところ。f:id:macchi105:20210426090337j:plain

すばやく飛び去った。f:id:macchi105:20210426090354j:plain

 

葉っぱの先っちょで揺れているのはクモのヌケガラか?と思ったら、しきりに体を動かしていた。はて? f:id:macchi105:20210426090419j:plain

 

先日見つけたテントウムシの卵がどーなっているかと近づいてみると、すべてヌケガラになっていた。

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いつのまにか孵化してどこかへ行ってしまったようだ。

 

カラタネオガタマも咲き出した。f:id:macchi105:20210426090505j:plain

漢字で書くと「唐種招霊」。スゴイ名前。もともと日本にはモクレンの仲間でオガタマノキがあり、オガタマは「招霊(オキタマ)」が転訛したもの。

一方のカラタネオガタマは中国南部を原産とするモクレンの仲間で、江戸時代~明治初期に日本に渡来したといわれる。

かつては神の依代として寺社を中心に植栽され、霊木とされていたという。

 

中国では「含笑」または「含笑花」と呼ばれる。

パカッと花びらが全開することはなく、控えめに、慎ましく微笑んでいるように咲くというのでこの名がついたらしいが、こちらのほうが花の雰囲気をよく伝えている気がする。

中国では女性がこの花を髪に飾る風習があるという。