善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

脱皮するニイニイゼミ

木曜日朝の善福寺公園。きょうも朝から暑い。何しろ東京の午前6時の気温がすでに30度近くあった。

きのうの夕方、仕事で大宮のあたりを歩いていたら、大きな屋敷林から威勢のいいセミの声がしていた。
するとわが善福寺公園でも・・・と注意して行くと、たしかにセミの声がする。

下池の林の中で見つけたのがニイニイゼミの抜け殻。
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だいぶ昔のロッキード事件のころ、政府高官の逮捕はいつ?とマスコミがはやし立て、当時の稲葉修法相は「セミの鳴くころ」とかいって記者を煙(けむ)に巻いていた。そして、たしかにセミが鳴き始めたころ、田中角栄前首相が逮捕された。あれは1976年(昭和51年)7 月27日のことだった。
梅雨があけて7月の下旬が「セミの鳴くころ」とされたものだが、今年は早々と梅雨はあけたし、ここ連日の猛暑。
季節感もずいぶん変わってきている。

と思ったら、ちょうどいましも脱皮しようとするニイニイゼミを発見。
目はやはり真っ先に大事なのか、羽化のころからパッチリとしていて、美しい。
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上池のボート乗り場のあたりで、枝の先にコシアキトンボ。
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いつ見ても蜻蛉一つ枝の先 子規もどき