善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

クサイチゴの思い出

振替休日30日朝の善福寺公園は曇り。モヤのかかったような天気だが、すごしやすい。
きのうの29日は、メンバーとなっているミニFM放送局「ラジオぱちぱち」の11周年の記念公開放送。
町内のお米屋さん前のミニ広場で朝の10時から夕方4時ごろまですごした。
詳しくは「ラジオぱちぱちブログ」ご参照。
http://radio88.exblog.jp/

どっと疲れて、きょうは遅めの散歩スタート。
上池では今年もライラックが咲いていた。
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キンクロはみんな北へ帰っていったのだろう。わずか2羽を残すのみ。
キショウブが咲き始めた。
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たまに風が吹くとコイノボリも元気が出る感じ。きょうはボートもよく出ていた。
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下池をめぐっていると、目の前をサーッとカワセミが飛んで行って林の中に消える。
何思う、ゴイサギよ。
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下池と上池を結ぶ小川のほとりにある「植物保護区」をのぞく。
これはクサノオウ。3つの花がくっついて咲いていてかわいい。
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ケシ科の植物。名前の由来には諸説あって、植物体を傷つけると黄色の乳液を流すので「草の黄」。皮膚疾患の一種である瘡(クサ)の優れた治療薬であることから「瘡の王」。皮膚疾患以外にも鎮痛剤として内臓病に用いられたことから薬草の王様という意味で「草の王」。
ただものではなさそうだ。

道端に延々と咲いているのがクサイチゴ
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草のように見えるがホントは落葉低木。5月の終わりから6月にかけて赤い実がなる。実は甘味があって食べられるという。
そういえば思い出した。東京の下町の中学校に通っていたとき、陸上部でロード練習に出かけると、コース沿いの家に実っていたクサイチゴの実を失敬しては食べたものだった。
学校のそばに小名木川という川があって、橋と橋の間を1周するとちょうど1500mぐらいあり、ゼロという数字にひっかけて「零戦コース」と呼んでいた。
炎天の下、ひたすら走り続けていたころに食べた、あの甘い味がよみがえってきた。