善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

カラスウリのモジャモジャ

水曜日朝の善福寺公園は曇り。湿度が高く、風がないからモーレツに蒸し暑い。
 
せめてもの救いは美しい花。
カラスウリの花だ。
5枚の花弁からモジャモジャの糸のようなものが伸びているが、実はこれは花の名残で、ちゃんと咲いているときはもっと糸が伸びているという。 
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カラスウリの花は夜に咲く。
夏の夜、日没後から開花して、花弁の縁の部分は無数の白く細い糸か紐のようになって伸びていき、直径710㎝ぐらいの、レースの網のようになっていく。
月の光を浴びて咲くカラスウリの花はそれは美しいというが、残念ながら夜に公園を散歩したことがないから、今のところまだ見たことがない。
 
なぜカラスウリの花は夜に、しかもレースの網を広げて咲くかというと、虫に受粉を手伝ってもらうためだ。夜行性のガがやってくるのを待ち構えていて、月の光で目立つ白い色とレース模様でガを引き寄せているのだろう。
 
けさも羽化したばかりのセミがジッとしていた。
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翅を広げたルリタテハ
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鮮やかな瑠璃色のラインの先に白い斑点がある。