善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

テイカカズラ(定家葛)

金曜日朝の善福寺公園は晴れ。薄い雲が広がっているが、朝8時の都心の気温はすでに24度だった。

ヒョウモンチョウがからみあいながら飛んでいる。止まった様子がまるで仲良しに見える。
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アベックかな?とささやいたら一緒に歩いていた人から「昭和の言葉だ」と茶々を入れられる。
たしかに、今の若者たちが知らない昭和の言葉。アベック、ナウい、チョベリバ、バイナラ、うそピョン、大丈V、チャンネルを回す、インド人もびっくり、ホンマ千代子、ソウダ一平、などなど。

黒いアゲハがせわしなく飛んでいた。
前と後ろの羽を巧みに使い分けていて、前の羽がまるで舟の帆のように見える。
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帰り道、近くの区立公園のタイサンボク(泰山木)の花が咲いていた。
あまりにも高い位置で咲いているので、下からでしかわからないが・・・。
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タイサンボクに見とれていたら、いい香りが漂ってくる。
白いカワイイ花がたくさん咲いていた。
初夏の今ごろに咲く白い花はいい香りのものが多いが、この花は飛び切りだ。
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よく見ると、5弁の花がまるで風車みたい。
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キョウチクトウの仲間で「テイカカズラ(定家葛)」。
その昔、藤原定家後白河法皇の皇女、式子内親王を慕っていたが、皇女が亡くなり、慕う思いが葛となってお墓にまとわりつき花となった・・・。
謡曲「定家」出てくる話が名前の由来という。

思わず胸キュン。