善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「あん」

チリの赤ワイン「エスクード・ロホ・カベルネ・ソーヴィニヨン(ESCUDO ROJO CABERNET SAUVIGNON)2014」
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ボルドーの名門シャトー、バロン・フィリップ・ロスチャイルド社がチリで手がけたワイン。
カベル・ソーヴィニヨン100%で、バランスのとれたタンニンの味わい。
ビンがオシャレ。
エスクード・ロホ」とは、スペイン語で「エスクード」は「盾」、「ロホ」は「赤い」。
すなわち「赤い盾」を意味する「ロスチャイルド(フランス語読みでは「ロスシルド」)そのものの名前。

ワインの友で観たのはだいぶ以前にNHKBSで放送していた映画「あん」。
2015年の作品で、日本・フランス・ドイツ合作。
監督・脚本は河瀬直美、出演は樹木希林永瀬正敏内田伽羅市原悦子ほか。
原作・ドリアン助川

どら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。その店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。
ある日、店の求人の貼り紙をみて1人の老女、徳江(樹木希林)が現れる。
彼女の作る粒あんはあまりにおいしく、千太郎は彼女を雇う。
やがて店は評判となり繁盛するが、実は徳江はハンセン病療養所に住み、所内で菓子作りを学んでいた。しかし店のオーナーの女性は仙太郎に命じる。「あの人、『らい』よ。やめてもらってちょうだい」。
風評が広がったのか、店への客足は遠のき、徳江もいつしか店を去るが、千太郎とワカナはハンセン病療養所に住む徳江を訪ねていく・・・。

樹木希林がすばらしい。
小豆に語りかけながらの餡(あん)づくりが丹念に描かれていて、それがまたすばらしい。

何の予備知識もなく観ていたのでハンセン病がテーマとは知らなかったが、西武線の黄色い電車が出てきたので東村山にある国立療養所多磨全生園が舞台ではないかと思った。
ロケ地もあのあたりだろう。満開のサクラが、それはそれは見事だった。