善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「シマロン」他

南アフリカの赤ワイン「スペシャル・エディション・ピノタージュ(SPECIAL EDITION PINOTAGE)2019」

(写真はこのあと牛ステーキ)f:id:macchi105:20211229113018j:plain

ワイナリーは、南アフリカの銘醸地として知られるフランシュホークを拠点とするレオパーズ・リープ。

ピノ・ノワールとサンソー(エルミタージュ)の交配品種である南アフリカ固有品種ピノタージュ100%。

バランスのとれた味わい。

 

ワインの友で観たのは、NHKBSで放送していたアメリカ映画「シマロン」。

1960年の作品。

監督アンソニー・マン、出演グレン・フォードマリア・シェルアン・バクスター、アーサー・オコンネル、ハリー・モーガンほか。

 

オクラホマを舞台に、フロンティア精神あふれる男と、彼を愛し懸命に支える妻を描いた西部劇。1931年の映画のリメイクという。

 

1889年、新天地を求めて旅立った元ギャンブラーで弁護士のヤンシー(グレン・フォード)は、新妻セイブラ(マリア・シェル)とともにオクラホマで行われたランド・ランと呼ばれる土地の獲得競争に参加する。しかし、かつての恋人に先を越されて土地獲得に失敗。育ての親とも呼ぶべき地方紙の編集長がランド・ランで死んだことを知ると、彼の意志を継いで正義のための新聞「オクラホマ・ウィグワム」紙を発行することにする。

それでも生来の冒険心は変わらず、新聞社の経営は妻にまかせて、次のランド・ランが行われると聞くと家族を置いて旅立ち、スペインとの戦争(米西戦争)が起これば兵士として参加。英雄として帰ってくると、知事に推挙するという話も利権がらみと知って断り、再び出奔してしまう。

彼が不在の間、新聞社は妻の努力で大企業にまで発展し、ともにランド・ランに参加し貧弱な土地しか手に入らなかった男は石油成金なるなど、まわりの連中はみんな成功をおさめるが、彼は手つかずのフロンティアを求めて、夢と希望を抱き続けるのだった。

 

題名の「シマロン(CIMARRON)」とは主人公のあだ名で、「野生」とか「荒くれ者」の意味があるらしい。

映画では、主人公がネイティブ・アメリカンへの理不尽な差別と戦う姿も描かれている。フロンティアに憧れ、夢と希望を抱く人はそうあるべきだ。

 

ついでにその前に観たのは民放のBSで放送していたアメリカ映画「メリーに首ったけ」。

1998年の作品。

原題「THERE'S SOMETHING ABOUT MARY」

監督ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー(ファレリー兄弟)、出演キャメロン・ディアスベン・スティラーマット・ディロンほか。

 

キャメロン・ディアス扮する美女メリーを巡って男たちが繰り広げる騒動を、ブラックジョーク&下ネタ満載で描いたロマンティックコメディ。

 

冴えない男子高校生テッド(ベン・スティラー)は、学園のマドンナ的存在であるメリー(キャメロン・ディアス)から卒業パーティに誘われるが、大失態を犯し彼女とはそれきりになってしまう。

13年後、未だにメリーのことが忘れられないテッドは、友人に紹介された探偵ヒーリー(マット・ディロン)を雇って彼女の近況を調べることに。しかしメリーに一目ぼれしたヒーリーはテッドに嘘の報告をした挙げ句、あらゆる手段で彼女の心を掴もうとする。ヒーリーの嘘に気づいたテッドもメアリーのもとへ向かい、彼女を巡る攻防は激しさを増していくが、さらにほかにもメリーに首ったけの男がいて・・・。

 

キャメロン・ディアス26歳のときの作品。彼女はこの映画のヒットで一躍スター女優に。

他愛ない内容で取り上げるほどでもないんだけど、最後のブラック・ジョークが笑えて、なるほどタイトル(メリーに首ったけ)通りだと妙に納得。