けさもバン

火曜日朝の善福寺公園は曇天。小さな雨粒がときおり落ちてくる。

だからなのか、公園を歩く人は比較的少ない。
バンのヒナはけさも2羽。元気にスイレンの葉っぱの上を闊歩していた。

丸々としていて、栄養状態はよさそうだ。
自分である程度生きる力がついたのか、近くに親鳥はいない。

ところで、けさの新聞に“衝撃”のニュースが載っていた。
わずか1分間でも激しい運動を継続すれば、軽めの運動を45分間したのと同じくらいの効果が見込まれる、というのだ。
カナダのマクマスター大学の研究チームが米科学誌に発表したもの。
えっ？45分かけてぶらぶら散歩するより、たった1分の運動のほうがいいの？

それによると、座ってばかりいた若い男性9人に、1日合計1分間の激しい自転車こぎを週3回、12週間続けてもらった。全力で自転車をこぐ運動は20秒ずつに分割して行い、間に2分間、軽めの自転車こぎをはさんだ。1回の運動時間の合計はウォーミングアップの2分とクールダウンの3分を含めて10分。
別の10人は軽めの自転車こぎを45分間、週3回のペースで継続した。

12週目に両グループの運動効果を測定して、何もしなかった6人と比較したところ、血糖値や持久力、筋力などについて、激しい運動をしたグループと適度な運動のグループとで同程度の改善が見られたという。

ただし、短時間の激しい運動が、適度な運動を続けたのと同様に疾病を減らす効果や寿命を延ばす効果が期待できるのかどうかについては、さらに研究が必要だと専門家は指摘している。
もちろん、肥満や高血圧など心臓発作のリスクが高い人に激しい運動は要注意だ。