善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

横浜 狸小路

9日(土曜)朝の善福寺公園はポカポカ陽気。
何しろ午前6時43分に記録した最低気温が11・6度。最高気温は22・3度で初夏の暖かさ。
おかげで早咲きのサクラが咲き出していた。
こちらは河津ザクラ。
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このサクラは何というサクラだろう?
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緋色をしていて、釣鐘みたいに下向きに咲いている。寒緋桜かな。

金曜日のきのうは横浜で仕事のあと、横浜に住む友人とイッパイ。
さすが地元だけあって飮み屋に詳しい。
1軒目は「魚寅食堂」という新鮮な魚がウリの居酒屋。
仕事帰りのサラリーマンでいっぱい。
もつ煮込みを頼んだらドーンとドンブリで出てきた。
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2軒目は古きよき昭和の雰囲気が残る飮み屋街へ。
こういう店を知ってるなんて、いい友だちを持ったもんだ。
入口に「狸小路」と看板が出ていて、何やらあやしい感じ。
横浜駅の真ん前に、こんな不思議空間が存在するなんて。
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中に一歩足を踏み入れると、まさにタヌキでも出てきそうな曲がりくねった路地に、やきとり屋からラーメン屋から、いろんな店がひしめき合っている。
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その中の1軒、「豚の味珍」とかいう店へ。
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急な階段をのぼると、カウンターとテーブルが1つのこじんまりとした店に、オジサンが1人と、客はというと、ここもやっぱり仕事帰りのサラリーマン。みんな黒のスーツにネクタイ姿。隣の席では、上司っぽいのが部下に仕事の要諦をコンコンと諭している。ああ、ノミニケーションはいまもしっかり生きているんだな。

メニューを見ると、豚の 頭、舌、足、耳、尾、胃、とある。
とりあえず「足」を注文。要するに「豚足」のこと。
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これがうまい。よく煮込んであるのでプルプルしていてコラーゲンタップリという感じ。味もそんなにきつくなく、さっぱりしている。

「腐乳」とあったのでこれも注文。
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沖縄の「豆腐よう」の元祖といわれているもので、豆腐を発酵させたもの。
豆腐ようは島豆腐を米麹、紅麹、泡盛に漬けて発酵・熟成させるが、中国の腐乳は塩漬けにするそうで、豆腐ようはチーズのような味わいだが、こちらはかなりしょっぱい。おかげで酒が進む。
酒はもちろん紹興酒
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