善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

森の中のアート作品 トロールの森2015より

日曜日朝の善福寺周辺は雨。きょうは立冬。しかし、雨のおかげでか寒くはない。

トロールの森2015のアート作品群も雨にぬれている。
きのう見て回った中で作品をいくつかご紹介。

まずは黒田裕一郎「Ventricular Ground」
作品であるとともに舞台としても使われている。
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鮫島 弓起雄「善福寺公園一角之図」
雲の世界が広がっている。
作者コメント「かつて平安時代から安土桃山時代にかけて、大和絵といわれる様式の日本絵画が多く描かれた。その大和絵特有の表現手法である『金色の雲』。金色の雲は時間や場面を視覚的に分断しつつ、また一方でひとつのまとまった奇妙な空間を作り上げる」
素材は発泡スチレン。
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水谷俊博+武蔵野大学水谷研究室「People Are People-人のカタチ-」
水谷氏は建築家で同大学教授。
箱の中に1500本もの可動する丸棒がセットされていて、その中に入って体を押しつけると、接触した棒が動くことで人の形が浮かびあがってくる。公園に常備してほしいような作品。
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高島亮三「自然石」
作品名の「自然石」は「じねんせき」と読むのだそうだ。石のように見えるがセメントを固めたもの。1個30㎏もあるという。不思議な存在感。
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水野歌鳳グループ(水野歌鳳、初谷星虹、香山麗華、高木星瞬)
「風雅な構成」
しなやかな竹の特性を見事に生かした作品。いかにも草月流の真価発揮という感じ。
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SiO
「増殖リズム」
北海道在住の造形作家の作品。セラミックのトロールのような人形?が森の中で眠っている。いやヒソヒソ話でもしているのか。
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J±F
「Natural basins for Autumn」
やはり草月流いけばなをやっている3人の作品。
善福寺公園の剪定木を組み合わせてつくられた「秋の鉢」。その中に落ち葉や木の実が降り積もり、やがて公園の土となり、木となり、善福寺の森となっていく。
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トロールの森2015は11月23日まで。