善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

春と黄色の関係

きょうで3月も終わり。土曜日朝の善福寺公園は曇り、時折日差しあり。風がモーレツに強い。

公園のあちこちで春の花が咲き出した。
下池ではボケの花。
火曜日には1輪だけ咲いていたが、きょうはたくさん咲いている。
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善福寺公園で一番早く咲くサクラ(ソメイヨシノ)は、つぼみは膨らんでいるもののまだ開花していない。
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日本気象協会は東京の開花予想を31日としているが、きょうの午後にも咲くのだろうか。

公園のあちこちでレンギョウが咲いている。
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上池のボート乗り場付近ではトサミズキが見事。
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ようやくコブシも咲き出した。
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ヤナギの緑が目にまぶしい。
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そういえば公園を1周して気づくのは、黄色い花が多いということ。
春、中でも早春の花は黄色が多いのだという。理由は、受粉の媒介者である昆虫にとって黄色はとても目立つ色で、ついつい寄って行ってしまうからという。

色彩学者の野村順一氏の『色彩生命論』によると、黄色は神経を活性化する色なんだそうだ。
「黄はスペクトルで最高に明るい色です。そこで、心を明るくし、独立観念を促します。黄は正午の太陽の色であり、方向感覚を喚起します・・・」
ほかにも、黄は知的な色であり、運動神経を活性化するので筋肉にエネルギーを起こすという。

昆虫だけでなく、人間にとっても、冬の間うろんになっていた目を醒めさせる色なのかもしれない。