善福寺公園めぐり

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外環どうなってる?

あちこちの公園を占領して、盛んに外環の「地質調査」が行われていますが、きのう(16日)前原国交大臣が記者会見で、あらためて「高速道路建設抑制」を示唆する発言をしていますね。当然、外環を含めての話でしょう。

前原誠司国土交通相は16日の閣議後の記者会見で、前政権が建設を目指すとしていた1万4千キロの高速道路網について「見直しが不可避だ」と述べ、未着工区間を建設しない可能性に言及した。未着工区間の扱いを含む高速道路整備の基本方針を年末までに示すという。

政府は1987年の第4次全国総合開発計画(4全総)で総延長1万4千キロの高速道路網整備を打ちしたが、まだ約4500キロが未着工。前原国交相は「道路は抑制の方向で考えていく」と構想の見直しを示唆した。

ただ、民主党は、高速道路会社に道路を造らせる方式で整備を推進するよう政府に求めている。国交相は調整に時間がかかると判断し、「6月末まで」としていた基本方針決定を年末に先送りした。

高速道路の一部無料化と、現在の「休日上限1千円」などに代わる新たな料金制度の導入については、予定通り6月に実施するとしている。(朝日)

「6月末まで」としていた基本方針決定を年末に先送りした、となっているので、年末にひとつのヤマ場がきそうです。

その一方で、政府は12日、高速道路料金を地方で土日祝日に「1000円乗り放題」とする割引制度のために確保した財源を、高速道路整備に転用できるようにする「道路整備事業財政特別措置法」の改正案を閣議決定していて、これを外環建設の費用に充てるとの報道もあります。
いずれにしろ、外環問題は今後も予断を許さないようです。