善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「愛と喝采の日々」

ニュージーランドの赤ワイン「ハカ・メルロ(HAKA MERLOT)2014」
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ハカとは、ニュージーランドの民族舞踊のこと。本来はマオリ族の戦士が戦いの前に自らの力を誇示し、相手を威嚇する踊りだが、現在では海外からのお客を歓迎する舞いとして踊られたり、ラグビーオールブラックスが試合の前に舞う踊りとして有名。
そんな勇ましい名前の付くワインだが、飲みやすい、どころか飲みやすすぎてすぐになくなっちゃった。

料理は、生の紅ズワイガニ鳥取産)をゆでたのと、北米原産のマメ科のイモ「アピオス」を蒸したものなど。ほかに肉料理も食べたが、紅ズワイガニが何の味付けもいらずそのまま食べておいしかった。やっぱり生のゆでたてはうまいね。

ワインの友で観たのはNHKBSで放送していたアメリカ映画「愛と喝采の日々
1977年の作品。原題は「THE TURNING POINT」。


バレエを諦めて家庭に入ったディーディー(シャーリー・マクレーン)と、バレリーナを続けて頂点を究めたエマ(アン・バンクロフト)が、20年ぶりぐらいに再会し、お互い抱いていたわだかまりをぶつけあって友情を確かめあう物語。人生のターニングポイントって何?っていう映画なんだが、それを「愛と喝采の日々」という邦題にしてしまう日本の配給会社の商魂。
それはともかく、圧巻は最後のほうに出てくるバレエのシーン。
ディーディーの娘エミリアレスリー・ブラウン)の恋人役として登場するミハイル・バリシニコフの踊りがハンパなくうまい。それもそのはず、旧ソ連出身の本物のトップダンサーだという。高いジャンプで、空中の動作がまるで絵のように見える美しさ。
彼と一緒に踊るレスリー・ブラウンも美しい踊り。彼女もアメリカン・バレエ・シアターバレリーナで、当時19歳の若さだったとか。