善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

チョウよセミよと

水曜日朝の善福寺公園は晴れ。さすがに秋らしく朝は涼しい。

上池の真ん中のクイのあたりにきょうもカワセミ
ボート乗り場近くのフヨウの花にちっちゃなチョウが止まって蜜を吸っている。
イチモンジセセリか。
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後翅に白い斑点がつながった一文字模様を持つのでこの名がついた。セセリ(挵り)とは「つつきほる」「いじる」「もてあそぶ」の意味。(ちなみに箸で食物をつっつき回すのを「挵箸」。せせら笑いも同じ語源かもしれない)

たしかにまるでセセルように口というか管を伸ばして蜜を吸っている。
ストロー状に細く長く伸びた管は「口吻」と呼ばれる。で、吸い終わった管はどうなるかというと、ゼンマイのように巻き込んで収納され、毛深いので外からはまるで見えなくなるのだとか。

帰りに善福寺の門前に白っぽいセミが裏返しになっていた。
拾い上げるとどうやら羽化したてのセミのようだ。美しい体をしている。
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体が十分に乾く前にポトリと落ちて、そのままでいたのだろうか。木の枝に止まらせてあげると、体をジリジリと動かしていた。感謝の気持ちをあらわしてくれたのだろうか。

功徳してセミ喜ぶか寺の前