善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

盆踊りで黄金バット

おととい・きのう(17・18日)と地元商店会主催の「納涼盆踊り」。例年、青梅街道沿いの井草八幡宮駐車場で開かれている。

ここ数年、私が所属するミニFM放送局「ラジオぱちぱち」は綿アメとオモチャの販売を担当。小学校など関係施設よりお借りしたテント、机、2機の綿アメ製造機をセッティングし、オモチャは問屋さんまで出かけていって大量購入。夕暮れとともに活動開始。

綿アメはかき氷と並ぶ人気商品で、6時をすぎるころから長蛇の列。つくるのはメンバーの子どもたちである大学生など若手が中心で、毎年やっているものだから、みんなけっこう上手になった。
それにしても、1個100円の綿アメのため20分も30分も並ぶなんて、盆踊りに綿アメは必須なのか、そもそも日本人は並ぶのが好きなのか。

オモチャも100円から300円程度のものばかり。今年人気だったのは“光るタコ”(200円)。ドイツの予言ダコにひっかけて、“話題のパウル君”とやったら飛ぶように売れた。
あと人気だったのは空気でふくらませたカラーボールや剣などのふくらまし系(いずれも300円)。キラキラ光るバトンなどの光り物も好評だった。
逆に売れ残ったのは、しゃぼん玉、水鉄砲(どれも100円)など昔なつかし系。光るティアラも残っちゃったけど、お姫さまの時代じゃないのかな?

もう1つのラジオぱちぱち名物が、紙芝居「黄金バット」の上演。1作品しかなくて、それを毎回やってるもんだから「続きはどうなってるの?」という声に押され、今年こそは新作を、と思ったが間に合わず、苦し紛れにつくったのが紙人形芝居。題して「黄金バット誕生秘話~黄金バットはいかにして生まれたのか」

ころは1万年前、大西洋上にアトランティスという巨大な大陸が存在しておりました。
そのアトランティスに誕生したのが双子の兄弟。兄は正義の味方・黄金バットであり、弟は悪の権化・黒バット

2人は戦いを繰り返し、ついに黄金バットの勝利に終わったのですが、「ちくしょう。覚えていろよ」と不敵な声を残して断崖から身を投げた黒バット。すると大地は揺れ動き、アトランティスは海底へと没してしまいました。

それから1万年後の現代。地殻変動が起こってアトランティスが海底から隆起してきたというので、篠原博士を団長とする調査船が向かいました。調査団には篠原博士の娘マサエも一緒です。

ところがそこに突如、大怪獣が出現。調査船は沈没させられ、マサエは誘拐されてしまいました。大怪獣を動かしていたのは1万年前に死んだはずの黒バットで、今は大悪人ナゾーと名前を変えていました。
サア、大変! 大怪獣によってマサエの命が危ない、というとき、はるか上空から飛んできた光の玉。
それは、小惑星イトカワから帰還してきた惑星探査機「ハヤブサ」であり、それと一緒に飛んできたのは黄金バットではありませんか。

ふたたび黄金バットとナゾーとの死闘が始まりました。正義が勝つか、悪が勝つか、その続きはまた、来年・・・・。

「紙人形芝居を見た人には綿アメ大盛り券をプレゼント!」とやったらたくさん子どもたち(大人も)が集まってくれて、2日間で合計6回公演。
スピーカーからガンガン響いてくる盆踊りの歌に負けじと声を張り上げ、暗幕のうしろから紙人形を操作するだけの他愛ないものだが、やはり祭りにはローテクがよく似合う。

今年はぱちぱち女子部が練習に練習を重ねて、揃いの浴衣で舞台にのぼって踊りを披露。なかなかステキでした。

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