大曲の花火を見た翌日の秋田3日目は男鹿半島をドライブ。
青空が広がって絶好のドライブ日和。
前日の花火のときも、直前まで雨が降ったりしていたが花火開始前にはやんでいい天気だったから、何かと運に恵まれた旅だった。
まずは男鹿半島の入口にあたる男鹿大橋のたもとにある観光案内所でパンフレットをもらう。高さ15mの巨大ナマハゲがお出迎え。
まず行ったのが寒風山。不思議と山には木がほとんど生えていなくて、大半が芝生で覆われている。邪魔するものがないから、標高355mの低山ながら頂上付近からは360度の風景を楽しめる。
この山、「世界三景」のひとつなんだそうだ。
ではほかの2つは?と調べると、アメリカのグランドキャニオンとノルウェーのフィヨルド。
ホントか?とさらに調べると、地質学者の志賀重昴という人が1913年(大正2)に寒風山を訪れ、「正しく名山なり世界三景に推せる」と称賛したという。
また、江戸後期の紀行家で男鹿半島を隈なく歩いた菅江真澄は「三千世界も一望に尽きるかと思われ素晴らしい眺望だ」と書き残しているんだとか。
もともと寒風山は火山で、火口がきれいに残っていた。
ここは自然も豊かで、チョウがたくさん舞っていた。
ジッとしているのはアキアカネか?
アキアカネにしては茶色っぽい。アキアカネと並んでよく見られるノシメトンボだろうか。
翅の先端部分が褐色になっていて、これが袖に色がついた熨斗目模様と似ている、というのでノシメトンボ。
男鹿半島の西北端に位置する入道崎の灯台と、北緯40度を示すモニュメント。
入道崎のレストランで食べたのは海鮮定食。
温泉で汗を流そうと男鹿温泉の「元祖 雄山閣」で入浴。日本秘湯を守る会会員の宿だった。
自家源泉を持ち、加水も加温もしない源泉100%の温泉で、天狗の口からお湯が勢いよく噴射している。
泉源の温度は50数℃で、湯船でも42、3℃というから結構熱いが、極楽気分。
その後は海岸沿いをドライブしてゴジラ岩を見に行くが、ウーン、あんまりゴジラらしくないなー。
「道の駅おが オガーレ」は新鮮な海の幸が豊富、と期待して行ったが、夕方だったためか品切れ多し。海産物を買うなら午前中に行ったほうがいいみたいだった。
かくて秋田の旅は終わり、帰りは飛行機で東京へ。