善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

写真展 ラヴズ・ボディ

日曜日の朝はいつもより遅く善福寺公園へ。
おや? 上池にユリカモメが数羽。早くもやってきた。
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ボート乗り場のあたりにはきょうもカワセミ。しばらくして姿を消す。

そのまま足をのばして恵比寿の東京都写真美術館へ。タダ券(朝日の読者招待券)があったので「ラヴズ・ボディ──生と性を巡る表現」を観る。
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軽い気持ちで行ったが、重い写真展だった。同性愛のアーチストたちがエイズの問題とからめて写真を発表している。
シドニー在住のウィリアム・ヤンという写真家は、エイズ病棟に入院中の恋人のアランの写真を撮り続ける。亡くなるまでの間、かたわらにつきそいながら撮った写真が19枚、時系列で並べられている。
感動以前に、考えさせられる写真ばかりだった。

帰りは新そばの季節というので、写真美術館近くの「香り家」という板ソバの店へ。
板ソバといえば山形の名物だが、山形と関係のある店なのだろうか。
ビールのあと秋田の「刈穂」を冷やでもらう。つまみは舞茸とナスの柚子ダイコン和えと、合鴨とネギのロースト。これがけっこういけた。
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そばは細いのと太いの。つゆも普通のつゆと胡麻だれの2種類。太いほうは板にのって出てくる。これがいゆる板ソバ。
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ソバの味は、細いほうは上々、太いほうは何だかソバがきを食べてるような食感。胡麻だれも、以前食べた表参道の川上庵のほうが感動があった。でもまあ、店の雰囲気とか、つまみも含めて平均点以上といえよう。しかし店を出たあと、無性に品川の「翁」に行きたくなったのはどうしてだろうか?

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帰りに恵比寿駅のホームで「ひざステーション」なる不思議な広告媒体に遭遇。
ホームのキヨスクが丸ごとシューズメーカーの「アサヒ」の広告塔になった感じで、商品を並べる一方、ひざ年齢の簡易テストが受けられる仕組み。ただし、タッチパネルで質問に答えている途中で電車が来てしまったので、答えは不明。
ちなみにこの手の広告手法は「ショーケース型ラッピング広告」というんだそうだ。
新宿方面の電車に乗り、あいた席に座ると、となりの若い女性が正面を向いてニッコリ微笑みながらしきりに口を開いて何やらしゃべっている。ただし声は出さない。ひょいと見ると手元には「オーディション」の紙。これからきっと何かのオーディションを受けに行くんだな。なぜかさわやかな気持ちになった。