繁殖期以外は1羽1羽が単独で縄張りを持ち、繁殖期になるとつがいで縄張りを持つようになるという。すると今が第2の繁殖期で、求愛行動をとっていたのだろうか。
巣も近くにあるのかもしれない。
巣も近くにあるのかもしれない。
ところで、きょう8月6日は65回目の広島原爆投下の日。
人類学者で、アフリカの無文字社会の研究などで知られる川田順造氏が、「悲劇に正当な憤りを」と題する文章を朝日8月5日付夕刊に載せていて、「戦争を体験した世代は、後に続く世代に、何をどう伝えるべきなのか」と問いかけ、「怒り不在の日本人」を取り上げている。
人類学者で、アフリカの無文字社会の研究などで知られる川田順造氏が、「悲劇に正当な憤りを」と題する文章を朝日8月5日付夕刊に載せていて、「戦争を体験した世代は、後に続く世代に、何をどう伝えるべきなのか」と問いかけ、「怒り不在の日本人」を取り上げている。
かつて佐藤栄作内閣は、10万人もの一般市民を綿密な計画の元に焼き殺した東京大空襲を始め、多くの都市への新型焼夷弾攻撃を実行し、原爆投下の現地指揮者であった米空軍司令官ルメイを、彼の行為を免責するかのように、自衛隊育成に功績があったとして、勲一等旭日大授章を贈った。
そして川田氏は次のように述べる。
「怒りの不在は、広島・長崎の被爆者の証言にもうかがえる。赦(ゆる)しを美徳とする、日本人の特質に由来するのだろうか。
怒りからだけでは、平和はつくれない。だが、悲惨な体験を『風化させず次の世代に伝える』だけでは、よりよい未来が築けないことも確かだ。悲劇の本質を明らかにし、それに対して正当に憤ることが、私たちに必要ではないだろうか」
「怒りの不在は、広島・長崎の被爆者の証言にもうかがえる。赦(ゆる)しを美徳とする、日本人の特質に由来するのだろうか。
怒りからだけでは、平和はつくれない。だが、悲惨な体験を『風化させず次の世代に伝える』だけでは、よりよい未来が築けないことも確かだ。悲劇の本質を明らかにし、それに対して正当に憤ることが、私たちに必要ではないだろうか」
オバマ大統領の「プラハ演説」が高く評価されるのも、単に「核兵器廃絶」を呼びかけているのではなく、「米国は核兵器を使用した唯一の核保有国として行動する道義的責任がある」と述べて、原爆を投下した自国の「責任」を認めているからこそなのである。
あの日、広島にも、つがいのカワセミがいただろうか?