善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

スイス・フランスの旅 11

旅行10日目の622()、シャブリから最終目的地パリへ向かう。
朝、ホテルの窓を開けると、目の前の川をカルガモの親子が泳いでいた。
こちらも今ごろはヒナが生まれる季節なのだろう。
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ところでシャブリで泊まったこのホテル、とても快適ですばらしいんだが、朝、トイレに立ってビックリ。便座に座ると足が届かない!
おそらく背の高いヨーロッパ人を想定して設置されたのだろうが、胴長短足の当方は座ると足がブラブラして、困る。
したがったこのホテルは、足の短い人には勧められないかもね。
 
9時すぎ、タクシーでAuxerreStGervais駅へ。
950分発の列車でパリ・ベルシー駅着は1151分。
結局、今回の旅ではTGV高速鉄道)には乗らず、ずっとローカル列車で旅したが、それはそれでのんびり旅で楽しかったなー。

ところが、国鉄ベルシー駅から地下鉄に乗ってホテルに向かうのだが、地下鉄ベルシー駅のチケット売り場は長蛇の列。
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国鉄駅で降りた人がドッと押し寄せる駅なのに、自動販売機が2つしかなく、有人窓口にはだれもいない。おかげで30分ぐらい並んで待つ。
午後1時前にホテル着。
これから5泊するホテルは、リュクサンブール公園の北側で、オデオン座の道路隔てたとなりにあるHÔTEL MICHELETODÉON
正面がオデオン座。右がホテル。 
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地下鉄オデオン駅に近いし、まわりにはおいしいレストランやビストロも多いし、何かと便利なホテルだった。

部屋の窓からはソルボンヌ(パリ大学)が見える。
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さっそく街歩きに出発。
まずはホテル近くの店で昼食。
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ビュッシ通りを歩く。
やはり、今まで歩いてきた街とはパリは違う。何しろ人が多い。
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パリ発祥の地、シテ島に渡り、サント・シャペル教会。
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「聖なる礼拝堂」という意味を持つこの教会は1248年につくられ、ゴシックの宝石と呼ばれる美しい教会。
 
一面のステンドグラスはパリ最古といわれる。
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聖書の絵物語となっていて、これはアダムとイブの話か。
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チョコチョコくすぐってる図、じゃなくて拷問風景だろうか。
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火災に遭ったノートルダム大聖堂
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高くそびえる尖塔は焼け落ちてしまっていて、いまだ立入禁止。
遠くからながめるしかない。
 
ガーゴイルも悲しげ。
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今も焼け跡が生々しい。
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ゴシック建築の傑作であるノートルダム大聖堂ならではの、見事なフライング・バットレス(飛梁)。
足場は改修工事用のもので、火災の以前からあったらしいが。
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歩いている途中で見かけた“悩ましいヒョウ”?
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夜はサンジェルマン市場近くのオイスターバー「Regis」でまたまた生ガキ。パリにかぎらずフランスでカキを注文するとき、メニューには必ず番号がついている。
番号が小さいほどカキの殻は大きい、ということは実も大きいというわけで、迷わず番号が小さい方をチョイス!
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ついでにフォアグラも。
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ホテル帰着は夜の9時ごろ。
このホテル、交通の便はいいのだが、難点はエアコンも冷蔵庫もないこと。
というか、今回の旅では泊まったすべてのホテルで部屋に冷蔵庫がなかった。エアコンがないところもあった。安宿だったこともあるが、そもそも宿泊客が部屋で冷蔵庫を使うことを想定していないホテルが多いのだろうか。
エアコンに関しては、パリに来るまで気温はそれほど高くなく、夜は涼しくて快適にすごしてきたが、なぜかパリに着いたとたんに連日30を超える猛暑となった(最後のころにはフランス南部で最高気温が45℃ぐらいになるところもあったらしい)。
泊まったホテルは扇風機だけだったので、寝苦しい晩もあった。
まあ今年は異常気象で、普段は夏でも夜は涼しいのかもしれないが。
それに気温が高くても日本のように湿度が高くない点は救いだ。