金曜日朝の善福寺公園は快晴。朝から暑い。
ミスジチョウが翅を全開にして止まっていた。

3本のスジのうち、1本目のスジがスッキリと直線に走っているのが特徴という。
ツマグロヒョウモンが止まっていた。
こちらはオス。

ツマグロヒョウモンはうしろ翅のへリが黒くなっていることでほかのヒョウモン類と区別ができるという。
すると、すぐ近くにメス。前翅の端の黒色がよく目立つ。

褄(着物の端)が黒くてヒョウ柄のような紋。それで「褄黒豹紋」というわけなんですね。
オスに比べ、メスのほがかなり派手で、目立つ。
しかし、鳥などもそうだが、野生動物の多くはメスよりオスのほうが派手な格好をしていて、メスは地味なのが普通。それなのになぜツマグロヒョウモンはメスのほうが派手な色をしているのだろうか?
実はメスは、同じタテハチョウ科で体内に毒を持っているカバマダラというチョウに擬態しているのだという。
「私は毒を持っているので、食べたら死んでしまいますよ」と捕食者に警告するため、わざと派手な色をしているというわけだ。
それなら「オスだって擬態したいよ」と思うかもしれないが、メスは卵を持っているからねらわれたら大変というので、オスよりメスが優先されたのだといわれる。
原始メスは太陽であった!
カメが並んで日向ぼっこ。

トチの花が咲いていた。屹立してトゲトゲしている。
