金曜日朝の善福寺公園は薄曇り。風はなく、朝からポカポカ陽気。
小さなチョウがヒラヒラ舞っていた。
茶色っぽい色をしてタテハチョウの仲間かな?と止まっているところをよく見ると、頭の形が変わっている感じ。
帰って調べたら、タテハチョウの仲間のテングチョウのようだ。
鼻(パルピというそうだ)が長く、まるで天狗のような顔をしているのでテングチョウ。
翅を広げると白い2対の斑と橙色の模様があり、翅の先は角張っている。
翅を閉じると枯葉そっくりの模様をしている。
よーく見ると、たしかに天狗のように顔の先が尖って見える。
テングチョウの仲間は古い種類のチョウで、世界で10種類しか発見されておらず、日本では1種類のみだという。
ミツバチでは蜜を吸う口器の一部となり、チョウの場合も蜜を吸ったりする吻管の付け根でヒゲの働きをしているという。
いったい何のためのヒゲなのかといえば、触覚同様に匂いを感じるとか、複眼を掃除する機能(特に熱帯で腐った果実などに集まる蝶の多くは下唇鬚で複眼をワイパーのように拭いている姿が観察されているんだとか)、あるいは口元を掃除するのにも利用されているんじゃないか、とか諸説あるらしい。
中でも下唇鬚が長いのがテングチョウ。
何のために?と考えるといろんな想像が浮かび、興味が尽きない。
長い間生きてきたけど、長い鼻のチョウなんて初めて見た。
やっぱり朝の公園散歩は三文のトク!
カワセミのメスがあちこち移動しながらエサを狙っていた。
バンが何かくわえて移動中。
巣作りのためだろうか?
早くヒナが見たいな。