善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

偽りの銃弾

「偽りの銃弾」(ハーラン・コーベン、訳・田口俊樹、大谷瑠璃子小学館文庫)を読む。

何者かに夫を射殺された元特殊部隊ヘリパイロットのマヤ。2週間後、自宅に設置した隠しカメラに映っていたのは殺されたはずの夫だった。夫の死の謎を追い、マヤは姉クレアの秘密、さらに17年前の事件の真相へとたどり着く……。

予想を覆す意外な結末。新しい趣向のどんでん返しといえようか。
ジュリア・ロバーツがこの小説にほれ込んで自分の製作・主演で映画化が進行中だとか。

最後のほうで、主人公のマヤがナゾを知る人物に会いに車で向かうとき、車内で大音量にして音楽を流し、曲にあわせて自分も大声で歌うシーンがあった。
最後に流れた曲はフランスの男女デュオ、コクーンの曲で、「せつない名曲」と筆者がいう曲名は「スシ」という題名。
スシって、日本の寿司のことか?

しかし、歌い出しは次の歌詞。

朝になったら墓地へ行って
あなたが永遠にいなくなったことを確かめよう

ウーム、スシと墓地、いったいどういう関係が・・・?