善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ゼンプクジアザミは何処に?

火曜日朝の善福寺公園は晴れ。秋らしくさわやか。

けさもカワセミ
エサ獲りに真剣なのか、体を細くしてジッと下をにらんでいる。
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今が“旬”のアザミの花。
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そういえば最近、「ゼンプクジアザミ」という新種のアザミが発見されたという。
発見したのは日本のアザミ研究の第一人者で国立科学博物館名誉研究員の門田裕一さん。
門田さんは2016年4月から杉並区善福寺にある東京女子大学で非常勤講師をつとめているが、初出勤の折に大学の庭園で元気に育つアザミを見た。
その後、このアザミを観察するうち従来のアザミにはない特徴を見つけた。
それは、花期に根生葉(地中の根から葉が生じているように見える葉っぱ)がなく、中型の頭花を少数個つけ、頭花は直立して咲く、また花期が早い(7月)などの特徴があり、新種のアザミだという。
花が咲くころには高さ1・9mにもなるという。

ただし、門田さんが見つけたのは今のところ東京女子大のキャンパス内だけで、区内のほかにも咲いているのではないかと探しているところだという。
ひょっとして善福寺公園にも咲いているかな?
地元産の新種の植物があるなんてちょっとうれしい。

サンショ(山椒)の実が赤くなっていた。
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サンショの実って青いのかと思っていたが、それは6月ごろの青い実で、未熟な実なんだという。
この未熟な実を収穫したものが「実山椒」で、佃煮にしたり、ちりめん山椒になったりする。
秋のころの赤い実は熟した実で、ウナギの蒲焼に使ったり、七味唐辛子の材料となるのがこの赤い実で、乾燥させてタネを取って皮の部分をすりつぶして食べる。
黒くて丸いのはのは赤い皮がはじけて出てきたサンショのタネだ。

ミスジチョウがアシタバの花に止まっていた。
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よほどおいしいのか、羽をいっぱいに広げていた。