善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ミッションイッポッシブル/フォールアウト

新宿のTOHO CINEMASで「ミッションインポッシブル/フォールアウト」を観る。
日曜日の午前9時からの回に行ったが、座席はいっぱい。やはり若い人が多かった。

見終わった感想は、スゴイのひとこと。
話のスジはともかくイーサン・ハント役のトム・クルーズを中心とした見せ場のオンパレードで、最後まで息をのむ展開。
時間を忘れるとはこのことだろう。

ときどきクスッと笑うところも多々あり、スゴイけど楽しく見ていられる。

3個のプルトニウムが盗まれ、複数の都市の同時核爆発を未然に防ぐというのが今回のミッション。
結局、プルトニウムを搭載した核爆弾はカシミールの医療キャンプに持ち込まれ、起爆スイッチを押すと15分後には核爆発が起こり、人類は大変なことになる・・・というのだが、実際のロケ地はカシミールなんかではなく、世界中から選ばれた“絶景ポイント”なのがこの映画らしいところ。

とにかくスゴイのはトム・クルーズの体を張ってのアクション。
(でもさすがにアップで見ると年取ってきているのがわかる。ついでにいえば昔の二枚目スター、アレック・ボールドウィンもオン年60歳、長官役で出ていた)
パリ上空の8000メートルからのスカイダイビングに始まり(ただ、パーティー会場に行くために何でわざわざそんな上空から飛び下りる必要があるのか、冷静に考えると首をかしげるが)、パーティー会場のトイレでのアクション(このあと、パーティーを主催したナゾの美女が太ももをあらわにしてナイフを出すシーンは007っぽくてご愛嬌)、川に沈む護送車にドッと水が入っていくところの迫力あるシーン。凱旋門前を爆走するバイクアクション、ヘリとヘリの“空中戦”はニュージーランドで撮影されたらしい。
最後はノルウェーの断崖絶壁で撮影された死闘。

ワタシ的に気に入ったのは、核爆発をねらう悪役を誘拐して隠れ場所から車で出ようと扉を開けると、偶然、目の前に警備中の若い女性警官がいて見つかってしまったところ。

イーサンは見逃してと頼むがむろん女性警官は必死で銃を構える。運の悪いことに、そこにイーサンを仲間と信じる犯罪グループの男たち4人もやってきて、女性警官はそいつらに撃たれて瀕死の重傷を負う。すかさずイーサンは4人を早撃ちで殺してしまい、女性警官にわびて助けを呼ぶようにと通信スイッチを入れてあげて、去っていく。
このときの女性警官の信じられないといった表情。
なかなかの名演技だった。