きのうのワイン＋「ロシュフォールの恋人たち」

イタリア・サルデーニャの赤ワイン「ゴイマヨール（GOIMAJOR）2014」

サルデーニャ島はイタリア半島西方、コルシカ島の南の地中海に位置するイタリア領の島。地中海ではシチリア島に次いで2番目に大きな島という。
そのサルデーニャ島の土着品種カンノナウ95％使用のワイン。
カンノナウとはフランスのグルナッシュに当たり品種というが、口当たりのいい味わい。

ワインの友で観たのは、先日NHKBSで放送していた「ロシュフォールの恋人たち」。
1967年の作品でフランス・アメリカ合作映画。

いきなりジョージ・チャキリスがで出てきて足を高く上げる踊りから始まる。
一目見て、これはウエストサイド物語のフランス版とわかる。
パステルカラーの色合いは「シェルブールの雨傘」そっくり。
要するに「ウエストサイド物語」と「シェルブールの雨傘」を足して2で割って柳の下の3匹目のドジョウをねらったけど果たしてその結局は──？というような映画だった。

監督・脚本はジャック・ドゥミ、音楽はミシェル・ルグランで「シェルブールの雨傘」と同じ。
出演陣はすごい。
双子の妹にカトリーヌ・ドヌーブ、双子の姉にフランソワーズ・ドルレアック、ロシュフォールにやってきたアメリカ人の作曲家にジーン・ケリー、旅のダンサーにジョージ・チャキリス、絵描きの水兵にジャック・ペラン、双子姉妹の母親にダニエル・ダリュー、楽器店のオーナーで実は双子姉妹の父親ミシェル・ピコリなどなど。

物語より懐かしい顔ぶれを楽しむ夜となった。