善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ヒガンバナ芽を出す

木曜日朝の善福寺公園は曇り。空は明るく、すごしやすい。
ここ2、3日、雨っぽい天気のためか秋の虫の声しかしなかったが、けさは一変、セミの声が復活していた。

いつの間にかヒガンバナ彼岸花)が芽を出して茎をのばし、先端はすでに赤くなっている。
1週間か10日もすれば赤い花が一面に広がるだろうか。
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花を咲かせる茎と、養分を蓄える葉が、別々の時期に伸びるのがヒガンバナ
ヒガンバナは花が咲くとき、茎だけが伸びて花を咲かせ、葉っぱは花がしおれたあとに伸びてきて、こちらも花が咲く前の5、6月ごろにはしおれてしまう。
花は葉を見ずに育ち、葉は花を見ずに育つ。花は葉を想い、葉は花を想うというので韓国では「相思華」という異名で呼ばれているとか。

コガネムシの仲間、アオドウガネだろうか。
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けさの「朝日」1面の「折々のことば」にいい言葉が載っていた。
「誰だって人間に点数をつけようとすると、あんなつまらない顔になる」
あるバンドのオーディションを受ける仲間に付き添った高校生のつぶやき。作詞家でもある松本隆の小説より。

もうひとつ、日本遺伝学会はメンデルの遺伝学の訳語として使われてきた「優性」「劣性」は、優れている、劣っていると誤解されやすいので、「優性」は「顕性」、「劣性」は「潜性」と言い換えることになったという。
また、「バリエーション」の訳語の一つだった「変異」は「多様性」に変わった。したがって、色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」となった。
この考え方はほかにも広げていくべきではないか。