善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

揺れるカマキリ

東京はこのところ雨続き。きょうで17日間連続の雨となった。
雨のやむのを待って公園を1周。

しっぽをはね上げたカマキリを発見。
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あとで調べたらハラビロカマキリの子どもという。
しかも体をユラユラ前後に揺らしながら歩いている。

同じような生きものをだいぶ以前にテレビで見たのを思い出した。
日曜夜7時半から放送している「ダーウィンが来た!」という番組で取り上げられたモロクトカゲだ。
砂漠に棲むこのトカゲは全身を鋭いトゲで覆われているのが特徴。それは、鳥など天敵の攻撃から身を守るためだが、もうひとつ、体をゆっくり前後に揺らす独特の歩き方をする。
その姿が何となくおかしかったが、実はこれは、風に揺れる植物を真似て敵の目をあざむく作戦だという。周囲の環境にあわせて体の色を自在に変化させることまでできる。

けさ見たハラビロカマキリの歩き方がまさにこのトカゲと同じだった。
やっぱり風に揺れる葉っぱなどを真似て、敵や獲物を欺こうとしているのだろうか。
そういえばカマキリは天敵から身を隠すために擬態も上手であるという。
砂漠のトカゲも公園のカマキリも、生き抜くための共通する遺伝子を持っているようだ。

今年はセミの当たり年のようで、けさもあちこちの木にセミが止まっていた。
中でも変わっていたのがこのセミ
小型で黒光りしていて、透明な羽は緑色っぽく輝いている。
ヒグラシだろうか?
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灰色っぽい色をしたイニイゼミらしいのもいた。
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雨上がりに歩くのも楽しい。