海の日の朝の
善福寺公園は晴れ。朝方にわか雨があり、風が止むと蒸し暑い。
セミの声がきのうに増してにぎやか。
脱け殻は「空蝉(うつせみ)」ともいって俳句では夏の季語になっている。
けさ見つけた空蝉。
空蝉にしてやはらかく草つかむ
長谷川櫂
セミが次々と羽化するものだから
ムクドリがバッコするのもわかる。
いつもなら集団でやってきて数日はいても、やがてどこかへ去っていくのだが、このところ公園に居ついている。
1羽の
ムクドリがゲットした
セミをくわえて嬉々としていた。
比較的低いところで
セミが鳴いている。
近づくと
ニイニイゼミだった。
お尻のあたりを震わせて鳴いている。
それもキーンという金属音のような鳴き声だった。
まるで木の幹と見紛うほどに同色だった。
スゴイ擬態効果。