善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「シルバー・サドル 新・復讐の用心棒」

スペイン・カタルーニャの赤ワイン「サングレ・デ・トロ(SANGRE DE TORO)2015」。
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スペインのバルセロナの近郊、ペネデス地方でワインを造り続けて140年以上という長い歴史を持つワイナリー、トーレスのワイン。
ガルナッチャ(グルナッシュ)とカリニェーナ(カリニャン)を使用。
ステンレスタンクで発酵させ、フレンチオークとアメリカンオークの樽を50%ずつ使って6カ月間熟成。
非常に飲みやすいワインなのでスルスルと飲める。

ワインの友で見たのはNHKBSで放送していたマカロニ・ウエスタン「シルバー・サドル 新・復讐の用心棒」。
1978年製作のイタリア映画。
原題どおり「シルバー・サドル」で十分と思うのだが、それじゃマカロニ・ウエスタンとして認知してもらえないと「・・・用心棒」を付け足したのだろう。
ルチオ・フルチ監督。主演はジュリアーノ・ジェンマ
音楽はいつものエンニオ・モリコーネではなくフランコ・ビクシオ、ファビオ・フリッツィ、ヴィンス・テンペラ。それだけにかえって新鮮だった。

アメリカ西部の話なのにイタリア語でしゃべっている。
まあ日本で上映すれば吹き替え版もあるし・・・。
題名からして駄作かと思ったら、話は二転三転して意外とおもしろかった。

流れ者のガンマン、ロイ(ジュリアーノ・ジェンマは、ある日、スネークと名乗る男から話を持ちかけられ、因縁のある富豪バレットを殺しに墓地へ向かうが、そこに現れたのは幼い少年だった。
悩む間もなく銃撃戦が始まり、自分たちが何者かに狙われていることに気づいたロイは少年を救い出すが、その少年トーマスはバレット家の血縁でばく大な遺産を相続する人物だった…。

最後の場面、馬に乗って去っていくロイに、走り出した少年が垣根越しに叫ぶ。
てっきり「シェーン」のオマージュをやると思ったら、垣根から出てきた少年はロバに乗っていて、「ボクも行くよ!」と追いかけて行く。見守る美しい姉、でオシマイ。
結局、話の結末はどうなるのやら・・・。