善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

Fondazione Prada(プラダ財団) 北イタリアの旅②

北イタリアの旅、ミラノ滞在2日目は午前中、ドゥオモ北にあるブレラ美術館、さらに北のサン・シンプリチャーノ教会、午後は2015年にオープンしたばかりのプラダ財団のアートスペース「Fondazione Pradaプラダ財団)」、再びドゥオーモ周辺に戻って“だまし絵教会”として知られるサンタ・マリアプレッソ・サンサティロ教会、そして夜はスカラ座でオペラ鑑賞の予定。

きのうもそうだったが、きょうも朝からいい天気。抜けるような青空だ。
例年はどうだか知らないが、旅行期間中、雨はほとんど降らず(ヴェローナで一時雨に降られた程度)、朝は涼しく、しかし日中は日差しが強くて暑かった。日中の気温はだいたいどこも25度ぐらいあったんじゃなかったか。
それでも日本との違いは湿度が低いこと。カラッとした暑さなので、日陰は乾いた風が吹いていてすごしやすい。
何しろ日本に帰って飛行機を降りてまず感じたのが湿気だった。

街を歩いて気づいたのは、若い女性はかなりの薄着であること。短パンをはいている女性が多く、足が長いからみんなスマート。
それと男女ともに若い人はタトゥーが多い。男性では片腕いっぱいに極彩色のタトゥーをしている人がいたし、女性ではワンポイント。漢字一文字のもあった。日本ではいまも禁忌だが、こっちではファッションのひとつとして定着しているようだ。

朝一番のすいている時間をねらってブレラ絵画館へ。宿の近くの地下鉄ミッソーリから2つ目のモンテナポリオーネ下車。8時30分の開館時間に行ったらまだ人はいなくて、ゆっくりじっくり絵を見ることができた。
驚いたのは入館早々、もう入口近くから名画が次々と目に飛び込んできたことだった。さすがはミラノだ。どれも必見の作品ばかり。
ベッリーニの「聖母子」
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ラファエロの「聖母の婚姻」
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現代絵画もあって、未来派と呼ばれるウンベルト・ボッチョーニの「ガレリアでのけんか」
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街角のオモチャ屋も、ガイコツと並んでイエス・キリストローマ教皇(法王)、それにエリザベス女王
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プラダ財団のアート施設はミラノ南方にあり、地下鉄で行く。モンテナポリオーネから5つ目のロディT.I.B.Bという駅で下車。そこから10分ぐらい歩いたところにある。
1910年代に建てられた蒸留所を改築してつくられた施設で、7つの既存の建物に「ポディウム」「シネマ」「タワー」など新建造物を組み合わせた連結式の建築構造が特徴という。
“建築の保存”と“あらたな創造”という2つのコンセプトを融合させたのだとか。
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到着したのがちょうど昼時だったので、施設の中にあるオシャレなカフェで昼食。ビールにサンドイッチ。
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広大な敷地内にある建物内でそれぞれのコンセプトにもとづくモダンアートが展示されていた。そのひとつ、壁面いっぱいに映し出される映像作品。
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トイレに入ったら黄金のドアにびっくり。そういえば黄金色に輝く建物もあった。
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アート作品もおもしろかったが建物がそれぞれ特徴的で印象深かった。
(つづく)