善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

エルメスビルで「鑑定人と顔のない依頼人」

憲法記念日の3日は午後、銀座のエルメスへ。
といっても買い物ではなく映画を見るため。

銀座のソニービルとなりにあるメゾンエルメス
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全面ガラスブロックで覆われた外観が特徴だが、エルメスジャポンの本社ビル。2001年に建てられ、建築家のレンゾ・ピアノ氏がデザインを手がけた。
地下1階から4階は銀座店のフロア、8階はアーティストとともに創造する空間「フォーラム」、10階はミニシアター「ル・ステュディオ」となっていて、定期的に映画会が開催される。
予約制のプライベートシネマで、席は40席ほど。
5月の上映作品はイタリア映画「鑑定士と顔のない依頼人」。
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2013年の作品。
監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ
音楽はエンニオ・モリコーネ
出演はジェフリー・ラッシュジム・スタージェス、シルビア・ホークス、ドナルド・サザーランドほか。

最後にドキッとさせられるミステリー作品。
あらすじは・・・。
天才的鑑定眼を持ち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士、ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)。彼のもとに、ある資産家から鑑定依頼が届く。屋敷を訪ねるも、謎に満ちた依頼人若い女は偽りの口実を重ね、決して姿を現さない。
不信感を抱くヴァージルだったが、屋敷の床に本物ならば歴史的発見となるある美術品の一部を見つける。独自に調査を進めながら、依頼人の身辺を探り始めると・・・。

見終わった感想は、年寄りを最後は悲惨に描いているが、実はあたたかい目で見ているな、と感じた。
そういえば「ニュー・シネマ・パラダイス」も老映写技師をやさしく描いていて、彼と少年の交流の物語だった。

40人ほどの小さな空間で見る映画もけっこう楽しい。