善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「大陸横断超特急」

フランス・ブルゴーニュの赤ワイン「ブルゴーニュピノ・ノワール(BOURGOGNE PINOT NOIR)2014」
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生産者はバロン・ダヴラン(BARON D`AVELIN)。
ピノ・ノワールブルゴーニュ地方原産のブドウ品種。とても栽培が難しく、かつては「ブルゴーニュ以外では栽培できない」といわれたほどだったという。
そのブルゴーニュの中でも「ブルゴーニュの丘の中心に輝く宝石」と称えられるヴォーヌ・ロマネ村で栽培されたピノ・ノワール。ここは土壌、日照条件、気温と全ての要素がブドウ栽培にとってこれ以上ないという恵まれた条件を備えていて、「神に愛される村」と讃えられているんだとか。

たしかに何となく上品な味わい。

ワインの友で見たのはBSジャパンでやっていたアメリカ映画「大陸横断超特急」(原題・Silver Streak)。
1976年の作品。
監督アーサー・ヒラー。出演はジーン・ワイルダージル・クレイバーグリチャード・プライヤーほか。
ロサンゼルス発シカゴ行きの大陸横断超特急シルバーストリーク号を舞台に、殺人事件と大掛かりな陰謀に巻き込まれた主人公(ジーン・ワイルダー)の冒険?を描いたコメディ・アクション映画。
いわばロードムービー的な物語なのだが、途中、3度も列車から投げ出されながら、その度に超特急で走る列車に舞い戻っては騒動を起こす。
ばかばかしい話なんだが、なぜか痛快でおもしろかった。
ジーン・ワイルダーリチャード・プライヤーのコンビが絶妙だった。

実は似たようなばかばかしい展開の映画を数日前に見ていた。
ブルース・ウィルス主演の「バンディッツ」という映画で、刑務所から脱走した2人の男が銀行強盗をしながら旅をする、こちらもロードムービーなんだが、あまりにもアホらしくて途中で観るのをやめてしまった。

2つの映画、どこが違うかというとリアリティの問題だという気がする。
大陸横断超特急」のほうは、あまりにも筋が単純で、しかもコメディだからドタバタなんだけど、「ばかばかしいけど、あり得るな」と思わせるものがある。
一方の「バンディッツ」のほうは「そんなバカな」で終わってしまう。

あり得ない話だけどひょっとしてホントにあるんじゃないか、と思わせる。
これこそがフィクションの醍醐味だと思うんだが。