善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+ペリカン文書

イタリアの赤ワイン「テッレディライ・アーチニ・ロッシ(TERREDIRAI ACINI ROSSI)2015」
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ワイナリーはヴェネト州にあるカ・ディ・ライオ。もともとこのワイナリーがある地域では、マドンナ・デル・カルミネ教会という地元の教会を中心にワイン造りが行われてきた伝統があるいう。
イタリアの北東部に位置し、アドリア海にも面しているのがヴェネト州
アルプス山脈が北風をシャットアウトする一方、アドリア海からの暖かい南風の影響を受ける地域で、水はけがよく、高濃度のミネラルと微粒子を含んだ沖積土壌が特徴だそうだ。
"Bellussera(ベルッセラ)"と呼ばれる伝統的な栽培方法を用いていて、「環境を破壊せずブドウを栽培している素晴らしい例」として専門家から高い評価を得ているという。

ブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨン
フレッシュでやさしい口当たり。

ワインの友で見たのはNHKBSでやっていたアメリカ映画「ペリカン文書」。
何と日曜日にデンゼル・ワシントン主演の「マグニフィセント・セブン」を見たばかりだったが、今回も主演はデンゼル・ワシントン。それに若き日のジュリア・ロバーツ
監督はアラン・J・パクラ。1993年の作品。

検察官を目指し法科に通うダービー(ジュリア・ロバーツ)は、最高裁判事の連続殺人に関する自分なりの仮設を論文にまとめた。それがいつの間にか国家の上層部の目に触れ、“ペリカン文書”と名付けられて、彼女は命を狙われる。
恋人でもあった恩師は殺され、孤立無援となった彼女は新聞記者のグランサム(デンゼル・ワシントン)とともに真相の解明に挑む。ジョン・グリシャム原作のサスペンス・ミステリー。

当時25最というジュリア・ロバーツもよかったが、敏腕記者役のデンゼル・ワシントンが好演。先日のガンマンといい、何をやらせてもソツがない。
中でも事件のカギを握る若手弁護士を探す悪戦苦闘ぶりが秀逸。
隠し撮りした顔写真しかない男を、その写真と「弁護士」というキーワードだけで探し出す。
まさに調査報道の真骨頂。
日本の新聞記者にも見習ってほしい(特に最近、目の覚めるようなスクープにお目にかかってないだけに)

CIA長官役に、見たことある顔だなーと思っていたら、「ダイ・ハード」でマクレーンの奥さんホリーにぶん殴られるアホなTVリポーターを演じたウィリアム・アザートンという役者だった。

1993年ということは今から24年前。その時代らしく、黒人のグランサムが入ったカフェは黒人専用のカフェみたいだったし、話の展開からグランサムとダービーはたとえ一時でも恋仲になってもおかしくないのに、2人のラブシーンはなかった。
最後にほっぺにチュッとするだけのシーンはあったが。