きのうはオープンしたばかりの「すみだ北斎美術館」へ。
JR両国駅から10分たらずの公園に隣接してある。というよりもともとあった公園(緑町公園)を一部つぶして建ったのがこの美術館。
設計は妹島和世氏。それでなくても緑が少ない墨田区。しかも建った場所は緑町だ。さすがに公園をまるまるつぶして美術館にするわけにはいかなかったのだろう、外観はなかなか立派だが、中はかなり狭くて、エレベーターで4階まで行っても、下におりるには階段を使わなくてはいけなくて、とても不便。
それでも平日というのに美術館の中は人でいっぱい。それもおばさん、おじさんばかり。
JR両国駅から10分たらずの公園に隣接してある。というよりもともとあった公園(緑町公園)を一部つぶして建ったのがこの美術館。
設計は妹島和世氏。それでなくても緑が少ない墨田区。しかも建った場所は緑町だ。さすがに公園をまるまるつぶして美術館にするわけにはいかなかったのだろう、外観はなかなか立派だが、中はかなり狭くて、エレベーターで4階まで行っても、下におりるには階段を使わなくてはいけなくて、とても不便。
それでも平日というのに美術館の中は人でいっぱい。それもおばさん、おじさんばかり。
美術館の目玉のひとつが北斎晩年の作といわれる大型の絵馬「須佐之男命厄神退治之図」の推定復元。
火事で消失してしまい、モノクロ写真しか残っていなかったのを、当時の写真技術の分析と合わせて、凸版印刷が培ったデジタルアーカイブ技術、伝統技能を有する職人の技、科学的調査と美術史などの蓄積を融合して、たぶんこうだったに違いないと色彩を再現した作品。
会場で上映された解説映像ともども、その技術のすばらしさに脱帽した。
火事で消失してしまい、モノクロ写真しか残っていなかったのを、当時の写真技術の分析と合わせて、凸版印刷が培ったデジタルアーカイブ技術、伝統技能を有する職人の技、科学的調査と美術史などの蓄積を融合して、たぶんこうだったに違いないと色彩を再現した作品。
会場で上映された解説映像ともども、その技術のすばらしさに脱帽した。
常設展示には有名な作品もいくつか。
長屋の一室で制作する北斎と娘の阿栄(おえい)のろう人形がとてもリアル。
窓からはスカイツリーをのぞめる。
企画展のほうは撮影禁止だったが、約100年余りも行方知れずとなっていた幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」は見事だった。
長屋の一室で制作する北斎と娘の阿栄(おえい)のろう人形がとてもリアル。
窓からはスカイツリーをのぞめる。
企画展のほうは撮影禁止だったが、約100年余りも行方知れずとなっていた幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」は見事だった。