善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

善福寺池にUFO?

善福寺公園を1周していたら下池の一番高い木の上に何やら楕円形をしたアヤシイ物体。
いつもアオサギがいるのだが、それにしては丸い。
ハテUFOが着陸したのか?
よーく見るとやっぱりアオサギだった。
イメージ 1

向こう向きで首をすくめているらしく、それで丸く見えたのだが、寒風吹く中、何も木のてっぺんで首をすくめてなくても・・・。

上池にはユリカモメが1羽だけいた。
冬になるとたまにやってくるが、今シーズンは早い感じ。偵察隊か。
イメージ 2

ユリカモメはミヤコドリの通称で知られ「都民の鳥」に指定されている。それなら東京にしょっちゅういるのかというと、実はユリカモメは留鳥ではなく渡り鳥だという。
暖かい時期はシベリアやカムチャッカ付近にいて、そこで繁殖する。東京付近だと10月下旬から11月上旬ごろになると飛来してきて、4月ごろまで東京湾隅田川多摩川などに群れをなしてすごす。

在原業平が詠んだという歌が有名だ。

名にし負はばいざ言問はん都鳥我が思う人はありやなしやと

この都鳥とはユリカモメのことで、隅田川のあたりで詠んだ歌といわれるが、そのころからすでにユリカモメはシベリアから飛来してきていたのだろう。
ただし、ホントに在原業平東下りをして東京(そのころは武蔵の国)までやってきたかどうかは不明で、あくまでも「伊勢物語」に出てくる話だが・・・。