善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑩

バイヨンヌのメインストリート、石畳のポール・ヌフ通りを歩いていくと、突き当たりにあるのがサント・マリー大聖堂。2本の尖塔の高さは85mもある。
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ここにはかなり昔からロマネスク様式の大聖堂があったという。ところが、1258年と1310年に火災で相次いで焼け落ちてしまった。このため13世紀から新たな大聖堂の建設が始まり、ゴシック様式の現在の姿になっているという。
内部の壁面を飾っているステンドグラスは16世紀のもの。
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1998年、フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路として世界遺産に登録された。

大聖堂に隣接する回廊がなかなか古ぶるしい。そして美しい。相当歴史を経ているようで、形が崩れたままの像も残されていた。
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上からのぞいているのはライオンだろうか?
壁や柱から突き出した石などの構造物を「持ち送り」とか「コーベル(corbel)」とかいうらしいが、多くは三角形で、それによって梁や床、棚などを支える補強材となっている。
しかもただの補強材ではなく普通は装飾が施されていて、動物が彫られているのも多い。
ただし、これは何だか遊びで彫られたようにも見える。なかなかユーモラスだ。
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これはブタ?
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サルか?
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建物から飛び出すようなガーゴイル
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街を歩いていると目立つのが生ハムやチョコレート、ビン詰めの加工品を売る店。
天井から下がっているのは、いずれもバイヨンヌ特産の生ハムにトウガラシ。
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森の中にある中世のお城、ヴィユー城。立入禁止なので引き返す。
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バスク独特のカラフルな色合いの建物が並んでいる。
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格子柄のデザインもバスク特有という。
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(続く)