善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

メジロがツバキにやってくるワケ

月曜日朝の善福寺公園は快晴。今冬一番の寒さ。このところ毎日、今冬一番を更新している気がする。真冬に向かってまっしぐらということか。

 

けさも公園1周。

まずは上池を半周するが、きのうは4羽いたカワセミの姿がない。

どこかに隠れているのかな?

下池に回ると、ツバキの花にメジロがやっいてきていた。

写真ではわかりづらいが、ツバキの花びらにつかまって中の蜜を吸っている。

メジロは、似たような花のサザンカにやってきてるのを見たことはないが、ツバキにはよくやってきて蜜を吸っている。

なぜかというと、メジロはツバキとサザンカの花の咲き方の違いを熟知しているからだ。

ツバキとサザンカの花の違いの見分け方のひとつに、ツバキは花が咲き終わると花ごとポトリと落ちるが、サザンカは1枚1枚、花びらが散っていくというのがある。

これは、ツバキはいわゆる合弁花といって花びらが根元でくっついていて、数十本ある黄色い雄しべの根元も花弁とくっついているのに対して、サザンカの花びらは離弁花といって、花びらが根元でくっついてなくて分離しやすいからだ。

だからメジロがやってきてツバキの花びらにとまっても、1枚1枚がくっついているので花びらは落ちることなく、メジロは安心して蜜を吸うことができる。

私たち人間は、花を見てハテどれがツバキでどれがサザンカ?と迷うが、メジロは花の咲き方の違いを知っているので、迷うことなくツバキに向かっていく。

 

下池に3羽のハシビロガモがやってきていた。

夏の繁殖期はシベリアあたりで暮していて、冬になると善福寺公園にもやってくる。

長旅を終えたあとだからか、盛んに羽繕いして旅の疲れを癒している感じ。

今シーズン、上池にもやってきていたものの、どこかへ移動したのか姿が見えなくなっていたが、下池では今冬初めて見る。

でも、ひょっとして上池にいたのが下池にやってきた?

 

下池を1周してふたたび上池へ。

すると、きのうと同じようなところにシローくんらしいオスのカワセミ

けさ、公園に着いたときはいなかったが、帰るころになるやってきている。

お見送りしてくれたのかな?