金曜日朝の善福寺公園は快晴。
込み入った枝に隠れるようにしているが、おなかの黄色がくっきり。
遠くからでもわかるほどの鮮明さで、すぐにアオジとわかった。
アオジは、おなかの鮮やかな黄色とは裏腹に、背中はとても地味な色合い。
おそらく天敵を避けるためにまわりの木や葉っぱに擬態して、保護色となっているのだろう。
アオジの天敵といえばオオタカなどの猛禽類だが、当然、上空からねらってくる。
アオジは危険を察知すると、ピタッと動きをとめてジッとしている。
すると、上から見ると周囲の色の中に溶け込んで、その存在すらもわからなくなる。
まさか猛禽類は下からはねらわないから、おなかは派手な色で、特にメスよりオスのほうが黄色が鮮やかといわれるから、求愛のアピールに役立っているのだろうか。
メジロは、鶯色と呼ばれる黄緑色をしていて、アオジ以上に目立つ色合いだと思うのだが、木々に若葉が茂るころになると羽の色が保護色となって、天敵の目を欺くことができる。
でも、葉っぱが枯れてしまう冬場はそうはいかないと思うが、メジロは、落葉樹にはあまりやってこないで、緑の葉っぱが繁る常緑樹によくやってきているのかも。
目の周りの白い縁取りが大きな特徴なので、すぐにメジロとわかる。
けさはオナガがギャギャーと鳴き声をあげて飛ぶ姿が目立った。