善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

今シーズン初の“青い鳥” ルリビタキ

日曜日朝の善福寺公園は快晴。きょうから12月。なんだか2024年もあっという間にすぎてきた気がする。

 

公園に着くなり、何と、ルリビタキを発見!

しかも、瑠璃色をした“青い鳥”のオスだ。

1週間ほど前から毎日のように現れるようになったらしいが、毎朝、散歩のために公園を1周しているだけなので、そう簡単には出会えない。

けさは公園に着くなりヒッヒッというヒタキ特有の鳴き声が聞こえ、目を凝らすと、ルリビタキがチョンチョンと移動していくところだった。

やがて見えなくなったが、今シーズン初のルリビタキとの御目文字。

夏の間は北の方で繁殖し、冬になると越冬のため南下し、善福寺公園にもやってくる。

ルリビタキの特徴は、若いオスが繁殖可能であるにも関わらずメスそっくりの地味なオリーブ褐色の羽の色をしていること。

ということは、けさ見たルリビタキは若造ではなく成熟したオスということになる。去年と同じ個体かもしれない。

鳥や昆虫の世界では、オスのほうが派手で美しい色をしていて、メスは地味というのがよくある。なぜオスは派手で美しいかといえば、そのほうがメスにモテるからにほかならない。

鮮やかな色の個体の方が、栄養状態がよかったり、たくさんエサをヒナへ運べたりと、メスにとって婚姻相手としてのメリットがあるというので、おのずとメスは派手な方を選ぶらしい。

まだ若造のオスにとっては、先輩とケンカしても負けるのはわかっているから、なるべく争いごとはしたくない。それで繁殖能力はあっても地味な色合いでいることで、勝ち目のないケンカを避けているのだとか。

 

その後は上池を半周。

3羽のカワセミが、少し離れて等間隔で並んでとまっていた。

まずはシローくんかな? 今年生まれた若いオス。

 

お次は、こちらもまだ若い、やはり今年生まれたシーナちゃん。

 

続いてヤエちゃん。今年2番子まで産んだおかーさんカワセミだ。

といっても去年の生まれだから今年まだ2歳。

下池を1周して上池に戻ると、ふたたびカワセミ

池の南の端にいたのは、さきほどのヤエちゃんだろうか。

 

北の端にはオスのカワセミ。シローくんのようだ。

ほかに、けさは見てないがオスのマルちゃんもいるはずだから、上池には4羽のカワセミがいることになる。

一時期、縄張り争いで熾烈なバトルを繰り返していたが、今は、1つの池でも4羽で何とかエサをゲットできて暮していけそうなので、バトルは休止になったのだろうか?