日曜日朝の善福寺公園は曇り。風もなく、おだやか。
上池のカモたちも何だかノンビリ。
キンクロハジロが白いおなかを上に向けて、ラッコ状態で毛繕い中。
カイツブリが水生植物のアサザの葉っぱの中で何だかうれしそう。
池をめぐっていると、メスのカワセミ。
バックの赤いのは現在開催中の国際野外アート展「トロールの森」の作品。
目の前に飛んできたのでよく見ると、ヤエちゃんかな?
エサをゲットしてすぐに飲み込んだ。
枝に移ったところ。その後も続けてエサをゲットしていた。
上池の次は下池へ。
池をめぐっていると、枝の高いところにとまっているのは・・・?
ナント、今シーズン初のアオジだった。
からだ全体が緑と黄色がかったようなホオジロの仲間。
「アオジ(青鵐)」という名前は黄緑色を昔は青と呼んでいたのに由来する。
きれいな緑や黄色は自然に溶け込んで目立たなくするためだろう。
葉っぱに隠れているとホントわからないが、こうして枝にとまっているとアオジとわかる。
夏の間は本州中部以北の山地で繁殖し、冬になると平地におりてくる。
目立つところでキョロキョロしていた。
まず先遣隊として善福寺公園にやってきて、あとから仲間がくるのを待っているのだろうか。
下池を1周してふたたび上池に向かう途中、今度は緑色したハトを発見。
ええ?緑色したハトだって?
そんなハトがいるのか? まさかと思ってまじまじ見ると、やっぱり緑色している。
初めて見る緑色のハト。
アオジ同様、昔は緑色は青と呼ばれたのでこの名がついたのだろう。
善福寺公園で初めて見るハトだが、日本特産種で、北海道から九州までの広葉樹林に分布して繁殖しているという。
冬になると温暖なところに移動するというから、越冬場所を求めて善福寺公園にやってきたのだろうか。
それにしても、アオジといいアオバトといい、けさの善福寺公園は「緑の日」?
ふたたび上池に戻ると、ハシビロガモのオスが2羽のメスを引き連れて行進中。
池の淵のすぐ目の前にカワセミのオスがとまっていた。
今年生まれた若造のシローくんのようだが。