善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ヒッヒ、カッカとジョウビタキ

土曜日朝の善福寺公園は曇り。ときおり薄日が差す。10月ぐらいのあたたかさ。

 

きのうは雨で散歩に行けなかったが、おとといは開催中の国際野外アート展「トロールの森2024」の街中でのパフォーマンスを見るため出かけていく。

JR西荻窪駅近くの「Pit Bar」でGrupo Esper+Nolimetangereのライブ公演。

メキシコからやってきたグループで、「トロールの森」に出演するためだけに来日したのだとか。

2つのショートフィルムと、ビデオアートとともにラテンアメリカ民族音楽をモチーフにしたオリジナル曲の生演奏。

Grupo Esper(グルーポ・エスペール)は4人で結成されたアーティスト・グループで、10年以上にわたって祖先と都市の記憶、世界各地の宗教と魔術の歴史、海岸沿いの村の文化などをテーマに、ネオ・バロック様式のマルチメディア・アート作品を創作している。

一方のNolimetangere(ノリメタンゲーレ)は、ラテンアメリカのスピリチュアルな音楽の伝統に影響を受けたトランスを誘う音楽を生み出す秘教的なロック・アンサンブル。

約80分にわたって休むことなく、まさにトランス状態になって歌い踊り続け、会場は大盛り上がりとなった。

 

帰りにJR西荻窪駅に立ち寄ると、ここにも「トロールの森」のアート作品。

駅入口の柱に描かれた、まるでバンクシーみたいな壁画作品。

YAMANASHIさんの「102年前からの風」。

開設当初(1922年)の西荻窪駅の風景とそれを覗く作者自分を描いている。

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さて、けさの善福寺公園

公園に行く途中、ヒッヒ、カッカとジョウビタキの鳴き声が聞こえる。

見上げると、アンテナにジョウビタキのメスがとまっていた。

キョロキョロ見回して、これからどこへ行こうかと思案しているところか。

シダレザクラの枝に移動して、そこでもキョロキョロ。

やがて飛び去っていった。

 

上池をめぐっていると、シローくんらしい今年生まれた若いカワセミ

 

下池に回ると、ここでもジョウビタキの声が聞こえる。

探していると、姿を見せたのはメジロだった。

 

コサギが池の底に隠れているエサを探していた。

 

ツワブキが咲き出した。

秋から初冬にかけて咲く花。

キク科の植物だが、フキに似た光沢のある葉であるためツヤブキが訛って「ツワブキ」と呼ばれるようになったとの説がある。

地方によりいろんな呼び方があり、沖縄方言では「チーパッパ」、奄美では「ツバシャ」「ツバ」、沖縄・八重山宮古では「ツパパ」「チュブリングサ」。