日曜日朝の善福寺公園は快晴。といってもスカッとした青空ではなく、少し霞がかかった感じ。
公園に行く途中、アゲハがヒラヒラ舞っていて、壁にピタッととまった。
かなり大型だが、アゲハにあるはずの尾状突起がない。
ナガサキアゲハのようだ。
名前の由来は、江戸時代に日本にやってきたシーボルトが長崎で採集したのにちなんでいて、日本のチョウの中でも最大級の大きさという。
前翅の付け根に赤い斑紋があり、後翅にいくつもの白い斑紋があるからメスだろう。
アガサキアゲハはかつては本州西南部から沖縄あたりに分布していたが、温暖化の影響で北に分布を広げているという。
公園についてまず上池をめぐると、池の真ん中あたりに5羽の見慣れぬカモたち。
冬の使者、キンクロハジロが遠いシベリアあたりからやっていきていた。
きのうか、あるいはけさ着いたばかりなのだろう。
「ここはどこ?」といった感じで様子をうかがっていて、旅の疲れか眠っているのもいる。
夏の間はシベリアなど北の国で繁殖し、寒くなると日本にやってくる冬鳥。
けさ見たのは先遣隊で、やがて次々やってくるだろう。
近くにはマルちゃんらしいオスのカワセミが朝日を浴びていた。
キチョウが飛んでいて葉っぱにとまった。
翅の端のあたりが黒っぽい。
キチョウにもいろいろ種類があるが、何キチョウだろうか?
上池を半周して下池へ。
コゲラがギーギー鳴きながら木を登っていた。
まん丸のカラタチの実が黄色くなった。
下池のカワセミ。
やってくるのはオスが2羽と聞いたが、メスのようにも見えるんだが。
2匹のジャコウアゲハの幼虫が並んで葉っぱを食べていた。
仲よきことは・・・。
ふたたび上池に戻ると、次々とカワセミを発見。
まず1羽目は今年生まれた若いシーナちゃん?
盛んに威嚇のポーズをとっているが、近くに“縄張り荒らし”がいるのか?
さらに歩くとオスのカワセミ。
先ほどのマルちゃんか?それともほかからきたヤツか?
さらに歩くと今度はメスのカワセミ。
ヤエちゃんかな?
遠くの対岸にももう1羽いたから、ひょっとして4羽のカワセミ?
うーん、またまた縄張りをめぐってバトルが始まるのかも。
善福寺公園からの帰り道、区立公園に立ち寄ると、花壇の葉っぱの裏に黒っぽいガがとまっている。
葉っぱの裏にとまるのはノメイガの特徴だが、下からのぞくと、黒い翅に白い水玉模様。
初めて見るガだ。
帰って調べたらシロモンノメイガとわかった。
何てオシャレなガだろう!