水曜日朝の善福寺公園は快晴。さわやかな朝。風薫る五月という感じ。
巣立ちして何日かは巣の周辺にいて、十分に飛べるようになってから巣を離れ、池がある公園にやってきた。
幼鳥は全部で4羽いる、というのでどこかと探すと、まず見つけたのは母親のサクラ。
幼鳥は葉っぱの陰に隠れている。
まだ警戒心が強いのだろう。
1羽が見えるところに飛んできてとまった。
残りの2羽は? 見えないところで休んでいるのだろうか?
あとでもう1回見てみようと散歩を続ける。
池をめぐっていると、何羽ものシジュウカラが頭の上を飛んでいく。
ここでも幼鳥を発見!
今はちょうど野鳥の繁殖期の真っ最中だ。
後ろにもう1羽いるが、まだフサフサの産毛が残っていて真っ白。
シジュウカラに特徴的な胸からおなかにかけてのネクタイ模様もまだはっきりしていない。
クチバシもまだ幼そうで、とってもかわいい。
下池に回ると、相変わらずカワセミが池をグルグル回っていて、追っかけっこしてるみたいだ。
オスの三郎か、小四郎か?
池をめぐっていると、遠くから飛んできたのがとまったところ。
背を高くして威嚇のポーズ。近くにもう1羽いるのかな?
また追っかけっこを始めて、見えなくなった。
下池を1周してもういちど上池へ。
途中見つけたのは小さな小さなクモ。
数㎜ぐらいしかなくて、脚なんかは透明な感じ。
ハエトリグモの子どもだろうか?
メガネのような目ははっきりくっきりしている。
別の場所では大人のハエトリグモ。
よく見るマミジロハエトリかな。
さっきのもやがてこんなヒゲモジャ?になるのか、それとも別の種類かな?
葉っぱの上にやけに細長いガ。
と思ってよく見ると、オスとメスが交尾しているところだった。
しかし、なかなか見事な“合体”ぶり。
一心同体とはこのことか。
赤と黒のストライプが美しい。
本人にとっては警戒色なんだろうが、やっぱり虫は芸術家だ。
上池に戻って、先ほどカワセミの幼鳥がいたあたりでは、母親のサクラと幼鳥が1羽、少し離れてご対面している。
カワセミは孵化後3週間ぐらいで巣立ちするという。
大きさは大人なみでもまだ幼さない感じ。
口を開けて母親におねだりしてるのか?
こっちを向いたところ。
まだ全体に黒っぽくて、クチバシは短いし、脚も赤くなってない。
カワセミのクチバシは成長とともに伸びて、鋭くなっていく。
池の反対側に回ってみる。
幼鳥がとまっている。
下にいる1羽が羽ばたいているのではっきりしないが、全部で3羽いる。
1羽は飛び去り、2羽が並んだところ。
すると2羽がやってきたので、合計4羽。
1羽は羽をパタパタさせている。
幼鳥たちは何度も池に飛び込むダイブを繰り返している。
早くもエサ獲りの練習をしているのだろうか。
アゲハが飛んできて葉っぱにとまったが、背中の毛がぼうぼう。
アゲハって意外と毛深い?
散歩からの帰り道、区立公園の花壇にはモンシロチョウがやってきていた。
花から花へと移動しながら、長い口吻を伸ばして蜜をチューチュー。
蜜を吸うモンシロチョウの正面顔。