善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ツワブキ咲く

日曜日朝の善福寺公園は快晴。風も空気も冷たい。

 

上池に3羽のカイツブリ

このところ1羽でいるところは目にしていたが、いつの間にか3羽に増えていた。

ただ、2羽は仲よしなんだけど、もう1羽は離れたところにいる。

頭の色もちょっと違う感じがする。

カイツブリには夏羽と冬羽があり、夏は首のあたりが赤褐色だが、冬は灰色っぽい色に変わると聞いたことがあるが、その違いか。それとも成鳥と幼鳥の違いだろうか?

 

ゴイサギのにらめっこ。

右は大人のゴイサギ、左は子どものゴイサギ(ホシゴイ)だ。

親子かな?

 

ツワブキが咲き始めた。

漢字で書くと「石蕗」「艶蕗」。日本原産のキク科の植物だ。

学名は「Farfugium japonicum」。「日本のFarfugium(ツワブキ属)」という意味だろう。

和名の由来は、「艶のある葉を持った蕗(ふき)」というので「艶葉蕗」が「ツワブキ」になったとする説もあれば、「厚い葉を持った蕗」の「厚葉蕗」→「ツワブキ」との説、「光葉蕗(てるはぶき)」から転じたとの説もある。

また「石蕗」と書くのは、海辺の石や岩の近くに咲くことが多いからこう書くともいわれている。

 

ちまちまとした海もちぬ石蕗(つわ)の花 小林一茶

 

地方によってツワ、イシブキ、ツワンボ、オカバス、オバコなどの名前でも呼ばれ、沖縄では「ちぃぱっぱ」、先島諸島宮古では「つぱぱ」、八重山では「ちゅぶりんぐさ(頭の草)」と呼ばれるのだとか。

 

善福寺公園上池を主会場にした野外アート展「トロールの森2022」(23日まで)の出展作品のひとつ、市川寛さんの「emerge」は、来訪者が落ち葉を投函することで創り出すパターンが作品になっていくのだが、少しずつ落ち葉がたまってきていて、どんな“形”が生まれるのだろうか。

 

けさの雲。朝日が雲を照らしていた。

けさもカワセミが鳴きながら飛び、ジョウビタキやウグイスの声が聞こえた。